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NZ 旅の記録 VO.4

1/7 晴れ

 バスに乗ってロトルアへ。スカイタワー近くのバスターミナル近辺は裏ぶれた雰囲気がある。光があれば影がある。車内が異常に寒くてブルブルしながら温泉地・ロトルアへ。こんな寒い車内でも半袖短パンでいられる外国の方との違いはなんなのか。車内から見る景色が、南島のそれとは少し違っていて、牧草地が続くのは同じだけれどいる動物が違う。羊よりも牛が多かった。全体的に動物が少ない…休業日?

 ロトルアではYHAの個室に宿泊。昨日の反省から、扇風機を貸してほしいことを伝える。部屋に持ってきてくれた。今日は心地よく眠れそう。ロトルア湖付近のオープンカフェみたいなところでフィッシュ&チップス、バーガー、おなじみペールエール。それから一人になって、楽しみにしていた「ポリネシアンスパ」へ。めちゃ観光地ではあるんだけれど、海外の温泉に入るのが夢だった。これも本からの情報だけれど、海外の温泉は日本の温泉のようにだらーっとリラックスするのではなく、プールのような深さのものに水着で入り、体を動かすんだとか。足が届かないくらい深いところもあるんだって。お湯の中で体を動かすことでとんでもなく体がゆるむらしい。それをずっとやってみたくてしょうがなかった。夢が叶う旅だ。料金はやや高いと感じながらも、わくわくで入場。

 オープンな露天風呂がいくつかと、大きなプールが1つ。露天風呂の方は日本のと同じ深さだった。念願のプール温泉!ぬるめ!なるほど、これならみんながしているように歩いたり、泳いだり、体操したりできる。私も真似て、のんびり歩いたり泳いだりした。冷たいプールを泳ぐよりも気持ち良い。露天風呂の方にも入り、プールと行ったり来たり。一人でいたからか、地元民だというおじさんに声をかけられる。フレンドリーなのでしゃべっていると、だんだん距離が近くなる…なんか嫌だな、と感じていたら、やっぱり手を握ってきた。すかさず離れる。そのあとも視線を感じるので本日は撤収。明日はMさんと来よう。

 温泉後の体はけだるい。外はまだまだ夏の日差しで、からりとした風に吹かれると気持ち良かった。帰り道、車に乗ったマダムがにこにこと道を譲ってくれて気分が良くなる。

 YHAの食堂で自炊。勝手がわからず、隣のコンロを使っていた赤いワンピースの女性と目があうと微笑んでくれたので、いろいろ質問。見るからに明るい!元気!優しい!を絵に描いたような、笑顔のすてきなNZ女性だった。トライアスロンをやっているらしい。50歳くらいかな。お母さんみたい。日に焼けた肌がかっこいい。おいしそうなトマト料理を作っていたので、おいしそうですねと言うと、たくさんあるからあげるわ!食べて!と分けてくれた。こういうのがドミトリーの楽しさだね。感謝して食べる。おいしかった。

1/8 快晴

 ロトルア二日目!Mさんはラン、私は出発前に足をくじいていたのでウォーキングでRedwoods森林公園を目指す。地図をチラ見しながら歩いていると、道路整備をしているおじいさんが声をかけてくれる。道を教えてくれた。親切。なのに歩いているうちにわからなくなって迷ってしまった。でも迷ったおかげで、すてきな散歩コースを歩くことができた。Redwoodsとは赤松のような森だった。とても暑いけど歩いているだけでなんか楽しい。

 マックパックで目をつけていたキャリーバックと、ニット帽を購入。今回ザックを貸してくれたYの分も。カウントダウンで買い物をし、宿にいったん戻ってからポリネシアンスパへ。ゆっくり入っていたら眠ってしまった。リラックスの極みだ。昨日のおじさんはまた違う女の子をナンパしていた。今日はひとりじゃないので安心。

 ロトルア湖周りの温泉の吹き出し口を見に行く。岩の間から湯気が出ていて、中はぐつぐつだった。地球のパワーはすごい。宿に着くと、体が良い感じにぐでんとゆるんだ。海外の温泉はいいな。吉本ばななさんが言っていたとおりだ。海水浴をした後に似ている。

食堂で調理し、ビールと白ワイン。夜風が気持ち良い。


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