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その真っ白なギャラリーに恋をした、だけどそこには問題が

個展「なんでもない日」を開催するギャラリーは、外苑西通り前にあるPopularity gallery&studioです。

光が差し込むその真っ白な一軒家の佇まいに、私はひと目見た時から恋をしてしまいました。

絵は水彩画で淡い色を使っているため、その色と調和する白いギャラリーを探していました。 Popularity gallery&studioは、柔らかな白い壁面や世界観に集中できる一軒家であるということがぴったりでした。

いつも素敵な画家やイラストレーターの方が展示をされている、由緒正しいギャラリー。

ここでやりたい!

そう直感しました。

ギャラリーの方々と一緒に内覧し、イメージがどんどん膨らんでいきます。

これまでの作品を並べたらきっと素敵になるはず…

ん…?

ちっちゃ…‼︎‼︎

これまでインスタやTwitterにあげるだけだったので、ポストカードやA4サイズにしか絵を描いてなかったのですが、ギャラリーという空間に置いてみると 私の絵、小さすぎ…‼︎


スマホで見るのと、50㎡の空間の中で見るのは全く違うことを実感。

原画を飾るので、これまで描いてたもののほとんどの絵は飾るのが難しそう…でもこのギャラリーでやりたい…でもこれまでのほとんどの絵は使えない…もっと身の丈にあった小さめのギャラリーでした方がいいのかな…とグルグル考え続けました。

他のギャラリーにも行ってみると、空間も大きくなく、これまでの原画を飾っても違和感のない場所もありました。


Popularity gallery&studioではなく、取り組みやすそうな小さめのギャラリーにした方がいいかも…と諦めかけているときに、時折通っている絵の教室の先生に相談しました。

「本当は、Popularity gallery&studioで個展をやりたいんですが、普段の絵を飾ると小さすぎて…ここでやるなら大きな絵を新たに15枚くらい描かなくてはいけません。もう一つのギャラリーだと今までの絵を飾っても良さそうなんです」

「そっか。Popularity gallery&studioでやる場合は、大きな絵を描く感じだね。」

と、先生。

正直、「Popularity gallery&studioでやるのは難しそうだね」という反応が来ると思っていました。
先生が大きな絵を描くことを普通のこととして反応してくれて「あ、無理じゃないかも。大きな絵に挑戦すればいいだけだ。」と、なんだか捉え方がガラッと変わりました。

家族とも話し合い、憧れのギャラリー、Popularity gallery&studioに挑戦することに決めました。

それから、これまで慣れた小さなサイズのポストカードを置いて、カバンにも入りきらないようなサイズの紙と向き合うことになりました。

小さなサイズならサマになる絵も、大きなキャンバスだと粗が見えるという課題にもぶち当たり何枚も描き直すことに。

この文章を書いている今も、作品作りは終わっていなくて個展までに間に合うか…というドキドキの毎日を送っています。

でもこの個展が「空間の中で楽しむ絵」「大きなキャンバスの活かした絵」にチャレンジするいい機会でもあるので、楽しみながら今日も作品と向き合っています。

また、このギャラリーは、素敵な一軒家の建物であり、外苑西通り前と素晴らしい立地にあります。

そうなると、必然的に会場費もそれ相応の値段となるわけです。それは手を出すには躊躇する値段でした。けれど、家族ともよくよく話し合い、まずは理想とする会場での実施を諦めずに、場合によっては寄付を募ることも視野にいれ、本ギャラリーでの開催を決めました。

私にとって、全てがチャレンジです。

これからも、楽しみながら頑張ります。

※この記事を読んですごく大きな会場だと思われる方もいるかもしれませんが、実際にはそこまで大きくなく「私の小さすぎる作品を展示するには」大きめのギャラリーということです。

サポートいただいたら息子とのお出かけに使いたいと思います、そしたらまた絵を描きたいと思います✨