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Time

胸が痛むなくしものがいくつかある。例えばピアス。ピアスはこれまで2回なくしていて、どちらも思い入れのある大切なものだったので今でも残念な気持ちになる。道端で踏みつけられて泥にまみれているなんてつらすぎる。そんな時、歴代のなくしものが集っている幸せな場所を想像します。あの時こうしていれば・・と自分を責めるのは罪悪感。宇多田ヒカルが後悔は罪悪感と切り離して大事に持っていていいって言っていた。罪悪感は手放して、後悔にはその幸せな場所に居てもらおう。タイトルがTimeになったのは偶然です・・。


Time

きらきら
過ぎた時代は水しぶき
ゆらゆら
陽炎のようにそこにないもの
あれから
いくつもの交差点曲がって
それから・・・

どこへともなく歩き続け
朝が来ないことを願った
終わってしまう永遠だと
本当はいつもわかっていた
あの時言ってくれたこと
今でも心に響くよ
傷ついたり傷つけたり
今ならずっとうまくやれるのに

時を終えた時間
なくしものが辿り着く地で
きっと眠っている静かに
その場所に私も後から行くよ
 
きらきら
過ぎた時代は水しぶき
ゆらゆら
陽炎のようにそこにないもの
あれから
いくつもの交差点曲がって
それから・・・

いいことばかりではなかった
もちろんわかってはいるけれど
遠ざかれば遠ざかるほど
センチメンタルが胸を染める
万華鏡を覗きこんで
靄の晴れ間から見えた街
私はもうそこにはいない
そこにはもう誰もいない

時を終えた時間
なくしものが辿り着く地で
きっと眠っている静かに
その安らかな場所

時を終えた時間
やがて誰もが辿り着く地で
ありし日の夢を見てる
その場所に私も後から行くよ

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