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サッカークラブの収入について、ヨーロッパクラブTOP10をのぞいてみた

この記事を読んで分かること

どうも、ゆっけです。音声配信をしているので、ぜひお聴きください!

今回は、サッカークラブの収入について、ヨーロッパクラブTOP10をのぞいてみたので、分かった事を書いていきます!
・サッカークラブの主な収入源は何か?
・強者たちの収入は何がすごいのか?

そんなことを知りたい方は是非このまま読んでください~

記事を書くに至ったきっかけ

きっかけは、バルセロナの放映権売却による資金調達と財務改善、そして選手の補強、、、

お金がないと言われ続け、
20-21シーズン終了後、クラブのレジェンドであるメッシが悲劇の退団に追い込まれたのも記憶に新しいですけど、
それでも夏のマーケットをにぎわし続けているバルセロナ

バルセロナの財源は何なのか
そもそもサッカークラブの収支項目はどうなっているのか

そんなことが気になり、ネットサーフィンしていたところ、
デロイト会計法人が出している『FootballMoneyLeague』というレポートに遭遇しました
読んでみて結構面白かったので、書こうかなーと思った次第です!

ただ、僕が読んだのが少し古く2020年に出された18-19を振り返るレポートでしたので、そこはすみません、、

ヨーロッパTOP10のサッカークラブの収入金額

レポートによると18-19シーズンは、バルセロナが8億ユーロ以上の収入をあげた世界初のクラブチームだったそうです

2位がレアルマドリードで7億5,730万ユーロ

3位がマンチェスターユナイテッドで7億1,150万ユーロ

日本円で900億~1000億
途方もない金額です

トップ10クラブはこんな感じ↓
------------------------------------------------------------
(単位:百万ユーロ)

  1. バルセロナ840.8

  2. レアル・マドリード757.3

  3. マンチェスター・ユナイテッド711.5

  4. バイエルン・ミュンヘン660.1

  5. パリ・サンジェルマン635.9

  6. マンチェスター・シティ610.6

  7. リバプール604.7

  8. トッテンナム・ホットスパー521.1

  9. チェルシー513.1

  10. ユベントス459.7

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プレミアリーグ:5チーム
リーガ:2チーム
ブンデス:1チーム
セリエ:1チーム
リークアン:1チーム
と圧倒的にプレミアリーグのチームが多いことがわかります。
さすがサッカー生まれの地です

比較対象としてJリーグクラブを収入を見ると、
神戸が収入100億円を超えたと2020年に話題になりました
(イニエスタ様様なんですかね笑)

日本のクラブと世界のクラブには収入だけで見ると10倍弱の差があるのです。

ではこれらのチームは、なぜここまで稼ぐ力があるのか
それは収支構造を見ると少しわかってきます

サッカークラブの収入構造

サッカークラブの収支は、以下3つくらいが大きいパイを占めています
・入場料収入(チケット収入)
・放映権収入(リーグ戦、各種カップ戦等の分配金も含む)
・商業収入(スポンサー収入、グッズ販売、スタジアムツアーほか)

下のグラフは、『FootballMoneyLeague』を元に、
収入の多いヨーロッパサッカークラブTOP20の収入内訳をとりまとめたものです
各項目の内訳はチームによりますが、多くのチームで放映権が多くなっているのが分かります

収入ランキング別の収入構造 放映権が多くを占める

さらに、このグラフから分かるのは、
上位チームほど収入に占める放映権の割合が少ないということ
その代わりに商業収入の占める割合が大きくなっているということ
これが何を意味するのか、
それは強いクラブは稼ぐ力も強い
ということです

強者の稼ぐ力

放映権は、TV局や動画配信サービス企業からリーグに支払われ、
その後、リーグからリーグに所属する各チームに分配されることが多いです

分配方法はリーグによって異なりますが、基本的には、シーズン通しての成績を踏まえて分配されます

つまり、
シーズン通して試合に勝ち続けたクラブは、多くの放映権収入を手に入れられますが、負けが多かったチームは収入金額が少なくなります

放映権収入は、試合の結果によりかなり左右されるのです
試合の結果は、運によるところもありますし、操作しづらく安定しません
ということは、収入に占める放映権の割合が大きいチームは経営にリスクを抱えているチームとなります

一方で商業収入は、ある程度チームのブランドを確立し、応援してくれるファンを得られたら安定する収入となります
強いチームはこの商業収入の割合が高い
つまり試合結果に左右される安定して入ってくる収入が多いのです

入場料収入もしかりです
(ただコロナによりここは収入源としてぐらついているのかなという印象です)

最後に

サッカークラブを応援しているファンの中には、推しクラブにはビジネスライクになって欲しくないという方もいるかなと思います
しかし、ビジネスとして捉えないと世界で勝てる強いクラブをつくることは出来ないとゆっけは思っています

日本のクラブを強くすることは、日本がワールドカップで活躍するために必須
その為にも、まずは自分がサッカーとビジネスと紐付けて考えいくための知識を身につけます

次は、収入項目の更なる深掘りか、はたまた支出項目についてか
1チームの深掘りでも良いですね
勉強がてら書くのでお付き合いください~

P.S
ゆっけは、レアルマドリードファンです
最近の推しは、フェデリコ・バルベルデ(サムネの選手です)
バルセロナに1位を取られて悔しいですが、最新の『FootballMoneyLeague』を見たところ、20-21シーズンはバルセロナに勝っていたのでよし!
コロナの影響が大きく、640百万ユーロの収入でした。

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