見出し画像

知っておいて欲しいこと〜part1〜

外国でとあるカメラマンがのやったことです。

貧困地域の子供たちに、手で目をふさぐように伝えます。そこでカメラマンは言います。

「自分が1番食べたいと思う、夢のような食事を想像してごらん。」

この瞬間に写真をパシャリ。

目を閉じる子供たちの前には、赤いテーブルクロスをかけられた机が用意され、

さらにその上には、彼らが食べたことがないであろう豪華な食事が!!

「DREAM FOOD」

というタイトル?のようです。

文字通り”夢にまで見た食事”が目の前に!!!すごい!!!

(もう素敵!!!やっぱ外国人っていきなことするわ!!かっけーニヒヒとか思いつつ・・・笑)

ただこの後にニュースで流れた言葉に驚愕します。

「食品はすべてサンプルで、偽物である。」


正直最初はこんな残酷な仕打ちがあるのかと思いました。

ネットでもどうやら批判殺到。大きな問題になったといいます。

当然ですよね!子供たちの夢を壊したのですから。



しかし、視点の変わる発言がカメラマンからありました。

「食品ロスの問題を知ってもらうために撮った。」と

そこでどういう意図であったのかを考えさせられました。

「DREAM FOOD」 まさに夢のような食事!彼らにとっては文字通りの意味なのです。

じゃあこれらの食事は日本ではどのようなものか。

実はサンプルで机にのっていたのは日本であればファミレスで食べられるものもあり、

日本人には比較的、身近な食事なんです。

彼らが夢のようだ!と感じる食事は、私たちにとっては普通の食事。

そう・・・これらは豊かな国では、”余れば捨てられる”のです。

なるほど。カメラマンはこれを伝えたかったのか、

「私たちは今、夢にまで見られるような食事を普通にしている」のだと、

「それを捨てるとは何事!」かと

やり方はたしかに批判の殺到するであろうやり方でしたが、本人なりの強い思いを感じました。

この食品ロス、世界的な問題にもなっています。

みなさんは日本での食品ロスがどれくらいあるかご存知でしょうか?


年間621万トン。

国民1人ひとりが毎日茶碗1杯分を捨てている計算になるそうです。

大変な量だとは思いませんか?

逆に言うと、毎日1億2700万人に茶碗一杯の食事を与えられるわけです。


正直、改めて考えるとなんだこれはって感じですよね。

国や地域によっては食べることができないものを、一変して捨てている国や人々がいる。

ぜひこれを読んでいる人にも、食品ロスの現状が伝わってほしいです。

実は、このニュースが自分の中で印象に残っているのには理由があります。

というのも、大学の友達が、仲間とともに食品ロス問題について解決するために起業したからです。

※「HEALTHY OFFICE SNACKING」 


先日、その友人と食事をして話を聞かせてもらいました。

「気づいた人間が挑戦しなければ! 自分にできることは小さなこと、

それでも日本で食品ロスの問題に気づいて、解決しようと取り組む人たちが他にもいる。

小さな力がいくつも集まることで問題は解決に向かう。」

本当に熱い。情熱をもって取り組んでいる。彼の本気がひしひしと伝わってきました。

彼のおかげでニュースで見ただけでも、自分はいろいろと考えるようになった。

いままで考えもしなかった食品ロスについて・・・

あわよくば、自分が書いたブログで、同じ思いになる人が増えてくれればいいなと思っています。

1人ひとりの意識が、発言が、発信が、次につながっていく。

微力ながら彼の夢の協力ができるようにという思いも込めて書かせていただきました。

「食品ロス問題」ニュースを眺めるだけで終わらずに、向き合ってみませんか?

毎日1億2700万人の命を明日に繋ぐことができるかもしれないのですから。


この記事が参加している募集

熟成下書き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?