【出産レポ】人生で一番幸せな瞬間を夫婦で共有。初産の無痛分娩立ち会いの記録
コロナの影響で面会は制限されていましたが、幸いなことに分娩の立ち会いができました。
産まれてきた瞬間。人生で一番幸せな時間でした...😭
そして、その人生で一番の瞬間を夫婦で共有できたことが何より幸せでした。
現在絶賛子育て中です。育児は想像していた以上に大変なことが多く、出生してから、毎日目まぐるしい成長を遂げています。
今回、出産時に感じた気持ちを忘れないように、記録としてnoteに執筆したいと思います。特に立ち会いを考えている旦那さんに読んでもらえたら幸いです。
出産までの記録は、これから出産する方にとってとても大切な情報になると思うので、私たちの分娩の様子を書き留めたいと思います。私も他の方の記録をたくさん参考にさせていただきました。
計画無痛分娩とは?
順調に成長していることもあり、8月の下旬(出産の2週間前)に、出産予定日の1週間早く入院し分娩することに決定しました!
「無痛分娩」は、産院によって対応が異なりますが、私たちの場合は、計画的に分娩を誘発していき、陣痛を起こしていく「計画無痛分娩」で、ある程度子宮が開くまでは通常の分娩と同じで、自然に起きる陣痛が起きてから痛みを和らげる麻酔を使用していきます。
麻酔科医の先生が24時間常駐していないため、出勤している平日の9時から17時の間に合わせて分娩を調整します。
結果的に、分娩時間は7時間26分かかりましたが、入院2日目では産むことができず、3日目の14時40分に出産することができました。麻酔を入れたのは、出産の3時間前くらいでした。なのでそれまでは通常の分娩と同じように痛みに耐える必要があります。ただし、子宮口が全開になってからは麻酔が効いているので、いきむときなどの痛みが軽減されるのは大きかったと妻は言っていました。
また、立ち会い日が決まっていることから計画的に会社に休みの申請ができるので、出産に向けて準備を整えやすいという点も「計画無痛分娩」のメリットかなと思います。
まだまだ無痛分娩は日本では一般的ではないですが、アメリカなどの海外では無痛分娩が一般的に行われています。
自然分娩よりも、費用面で高くなります(私たちの病院では+15万円)が、産後の母体の回復スピードも速く、メリットの多い無痛分娩がスタンダードになってくる日も近いのではないかなと思います。ただし、日本では、無痛分娩を担当する麻酔科医の先生が少ないというのが課題になっているようです。
入院日(9月8日)
入院日は、荷物の荷解きをして、病室の説明や助産師さんとの面談、麻酔科医の先生から無痛分娩のリスクの説明・同意書のサインなど、様々な方からの説明があり疲れるみたいです。
陣痛が来る前に、陣痛促進剤の点滴を打つことで分娩を誘発させたり、子宮にバルーンを入れて、子宮口を開くことをします。この日で大体3センチくらいの開きになったようです。その後、夜中に産まれないようにバルーンを抜きました。
分娩1日目(9月9日)
入院時は面会は一切できないのですが、出産時のみ、夫またはパートナー1名のみ立ち会いが可能でした。感染防止対策のため事前にPCR検査を行い(分娩の3日前)陽性ではない場合、立ち会いが可能です。陽性になって立ち会いができないと大変なので、私は2週間前くらいから極力外出は控えるようにしていました。PCR検査を受けて、陽性の場合のみ連絡が来るのですが、ドキドキものでした。
LDR室(陣痛<Labor>)、分娩<Delivery>、回復<Recovery>を略した言葉)で立ち会うことができます。LDR室は3部屋のみなので、もしその日に出産する方が多くいる場合は、段階によって陣痛室で待つことになります(陣痛室は個室ではないため立ち会うことができません)
私たちの場合、幸い出産する方が少なかったため、最初からLDR室で待機することができました。
今日は産まれないということを告げられ、妻は号泣していました😭
分娩2日目(9月10日)
今日が金曜だったので、明日以降になると麻酔科医の先生がいないので、通常分娩しかありません...。そのプレッシャーもあってか妻も緊張していますし、前日よりも歩行したり陣痛が進むように頑張ってました。
LDR室に入ってから4時間後、先生の診察による刺激で急激に容態が変化しました。痛みが強くなり、嘔吐し、急激な陣痛が始まりました。子宮口が3〜4cmになって、陣痛が規則的になるまでは麻酔を打つことができないので、それまでは痛みに耐えるしかありません...。約2時間ほど痛みに耐えて麻酔を入れてもらってから少し楽になった様子でした。
そこからは、赤ちゃんが下がってくることでいきみたくなります。そのいきみ逃がしのために、お尻の穴に蓋をするようにテニスボールを使って、いきみたくなる度に全体重をかけて押していました。
赤ちゃんが誕生するまでの約2時間はひたすら妻の近くにいて、声をかけたり、ペットボトルの水やリップクリームを塗ったり、「三陰交」と呼ばれる陣痛の促進させるツボを押したり、冷やしたタオルを顔に当てたりしていました。どうしたら少しでも妻が楽になるのか考えて行動してましたが、あくせくしてしまってうまくサポートできたかどうか分かりません。時には怒られたりも...
赤ちゃんの頭が降りてきてからは、ひたすらいきむのを一緒に手伝っていました。呼吸法と腰を浮かすのを手伝ったり、腰をマッサージしたり、そのくらいしかできません。この1時間が一番長く感じました。妻はもっと長く感じたと思いますし、不安だったと思います。
そして、誕生の瞬間。いつの間に産まれた?という不思議な誕生で、その後我が子が見えた時、感動で声が出なくなりました。その後夫婦で号泣しました。
子供が授からず、夫婦で泣いた毎日。
不妊治療で長い間、夫婦で頑張って、授かった命。
妊娠から約10ヶ月。つわりや妊娠糖尿病など数々のマイナートラブルで苦しんだ妻。
そして、壮絶な出産。
本当に奇跡の瞬間。元気に産声をあげて誕生した我が子を見て、今まで感じたことのない、愛おしい気持ちになりました。
今までの人生で一番大切な一日。人生で一番幸せな瞬間でした。
何より、その瞬間を夫婦で共有できて本当によかったです。
私たち夫婦のもとに来てくれてありがとう。
自分よりも何倍にも辛い、痛い思いをして産んでくれた妻に感謝でいっぱいです。
育児で奮闘中の毎日ですが、今度は3人で助け合いながら、ゆっくり幸せな家庭を作っていきたいと思います。
このような状況で立ち会い出産がしにくいですが、もし機会があるようでしたら、立ち会い出産することを強くおすすめします。
出産レポート動画アップしました
陣痛時に便利なアイテム
・ストロー付きのボトルキャップ
飲み物を寝転びながら飲めます。これはマストで用意ですね。
・冷えタオル
濡らして、絞って、振るだけで何度でもひんやり冷えます。いきんでいるとき、息苦しくなるみたいでして、これを口に当てると少し楽になったようです。
・スマホスタンド
スマホを机に置いておくのに便利です。
・テニスボール
100均で売っているものです。いきむの抑えるのに使います。
・DJI POCKET 2
出産時の記録として、「DJI POCKET 2」を利用して動画を撮影しました。出産時はそれどころではないかと思いますが、後々見返したときに思い出せるように、感動の瞬間を留めておきたいと思い動画撮影をしました。今編集中ですが、子供が成人したときにもぜひ見せたいなと思っています。
あと、アロマ・音楽などリラックスできるものがあるといいです。
病院で用意されている音楽で、オルゴールを聞いてました。ただ、途中で痛みがひどいときにオペラがかかってしまい、怒られました。その後赤ちゃん誕生の時は「ラ・ラ・ランド」のサントラで誕生しましたw
以下の漫画も夫目線から妊娠・出産を知れるので、おすすめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます🙇♂️
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