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習慣化アプリで、ホントに習慣が続くのか?4つのアプリを使い比べてみた。

初めは人が習慣を作り、それから習慣が人を作る。

とは、イギリスの詩人ドライデンの言葉。マウンドのゴミを普通に拾っている大谷を見ると、たしかに習慣がその人を作ってるなぁ〜というのがわかります。毎日の心がけひとつでその人が出来上がってしまうんだから、習慣て大事ですね。

それにしても、毎日必ずやるって、ホントにホントに、難しい。英語の勉強、最長で6ヶ月続いたことがありますが、1日サボってしまうともうダメです。「今日は疲れてるから」とかで、ずるずる怠け癖がついてしまいます。

あぁ、どうしても毎日の習慣化を根付かせたい。ご飯を食べるように、英語の本を読むようになりたい。そんな思いが募り、習慣化のやり方を工夫し、アプリを使ってみることにしました。さぁ、はたしてうまく習慣化できるのでしょうか?そして良いアプリは見つかるのでしょうか?


工夫1:習慣の立て方

アプリを使い始める前に、習慣の立て方をまずは見直しました。こちらの記事によると、理想と最低限の「二重目標」にすれば続けやすいとのこと。

そこで自分は以下のような2つの目標にしてみました。

理想の目標:英語の本を音声で聞く→ 文章を読みながら再度聞く→ シャドーイング(15分)
最低限の目標:英語の本を、文章を読みながら聞く(2〜3分)

出来る日は理想の目標をおこない、忙しかったり時間がない日は最低限の目標をおこなう。とはいえ、理想の目標さえ15分というゆるゆるさ。でもこれぐらいがちょうど良いんだそうです。

習慣をつくるには、頑張ったらダメなのだ。
頑張ると苦痛になり、苦痛になると続かない。

「二重目標」で新しい習慣をつくる

読む英語の本も「日本の伝統芸能」がテーマという、自分の興味にドンピシャリなものを選んでみました。

きっとこれなら読むのが楽しみになる、、、はず!

工夫2:アプリを使い比べてみる

ではアプリを使ってみましょう。モバイルのApp Storeで、なるべくシンプルで人気のアプリをピックアップしてみました。

- 継続する技術

App StoreでNo.1 習慣化アプリとのこと。広告がなく、とにかくシンプル。目標にした習慣を遂行したら、アプリを開き「丸」を押すだけ。遂行するたびに円が閉じていき、30日間続けられたらきれいな丸になります。

- DotHabit

Githubの草を連想させるアプリ。アプリを開くと、■のマークが出て、そこをクリックすると習慣を投稿する画面が開きます。ずっと習慣を投稿し続ければ、■で埋め尽くすことができます。

- my nicca

上記2つに比べて、かわいらしい見た目のアプリ。カレンダーの表示になっているので、習慣を遂行したら、日にちをクリックして絵文字で投稿します。絵文字の種類はいくつか選べ、投稿すると「ポンッ」という気持ち良い音が鳴ります。

- みんチャレ

上で紹介したアプリはすべてひとりで管理するものでしたが、「みんチャレ」は同じ目標を持つメンバー5人(匿名)でチームをつくり、達成写真を投稿しあうSNS型アプリ。勉強よりも、病気予防やダイエットのために使うユーザが多く、3年以上という長期で使う人も多いようです。

猫のロボットが自動でコメントしてくれる

工夫3:習慣をおこなうタイミング

習慣の立て方の変更とアプリの利用に加え、習慣をおこなうタイミングも工夫してみました。

自分がこれまでで成功した習慣は、「お風呂あがりのドライヤーをかけるときに、ヨガをする」というもの。

つまり、生活習慣とセットにするということです。

お風呂や歯磨きなら毎日やるので、それと組み合わせたら自然とやることになるし、新しい習慣のためにわざわざ時間を確保する必要もないし。

なので、今回は「家族がお風呂に入ったら、英語の勉強をする」というタイミングでおこなうことにしました。

アプリを使ってみた結果

習慣化アプリを使う前、こんな仮説をあげていました。

  1. 毎日使うから、UIはできるだけシンプルなほうが良いのでは?

  2. ラジオ体操の台紙のように、進捗を一覧で見れるほうが、毎日やる動機付けになるのでは?(空欄を作りたくないという思いから)

1の観点でいうと、「継続する技術」のアプリがもっともシンプル。でも、あまりにシンプルすぎて、正直、達成しても嬉しさが薄い感じです…。

その点、「my nicca」はシンプルなだけでなく、2の観点の一覧表示も出来ているし、かわいらしい見た目なので、「とりあえずアプリを開きたい」気持ちになります。絵文字の投稿時に音が鳴るのも嬉しい仕掛けです。これで「今日も達成した!」っていう感覚を耳からも得ることができます。

では、4つのアプリのうちまったく毛色が違う「みんチャレ」はどうでしょうか。

あまりシンプルでないし、一覧表示もないし、なにより使い始める前は、知らない方と写真を投稿しあうのってちょっとやだなー、なんて思ってました。でも、意外とそんなこと気にならないですね。

それどころか、他の方が写真を投稿すると通知がくるので「自分もやらなきゃ!」というちょっとした強制力が働きます

あと、みんチャレが他のアプリと異なるのは「投稿し忘れても、修正できない」という仕様です。ラインのような画面に写真投稿で達成が確認されるので、過去日付で投稿することは難しく、投稿し忘れたらその日は達成していないとみなされます。これもまた、必ず習慣をやらないといけないという強制力が働きますね。

まとめ

1ヶ月ほど、すべてのアプリを使ってみました。

結果、見た目とか使いやすさとか、アプリの機能面では「my nicca」を選びますが、習慣を根付かせるかどうかという面だと「みんチャレ」が一番良いかなぁと思ってます。

ただ、「みんチャレ」はターゲットユーザが高齢なだけあって、UIが洗練されていないし、広告が多すぎる。

つまりアプリとしての使いやすさ度は低い。なのに、なぜか「みんチャレ」が一番効果的な気がする。

それはなぜか…。どうやらこの記事を読むと、かなり心理学を活用しているようなんです。科学的に分析したうえで、エンゲージメントを高める設計になっているんですね。だからなんとなく強制力を感じたのかぁ。奥が深いですね。

ということで、とりあえずは「my nicca」と「みんチャレ」の両方で習慣を続けていこうと思います。1年後、どちらのアプリで続いているでしょうか、それとも続いていなかったりして?その頃にまたnoteを書こうと思います!(英語も、もうちょっと上達してますように!)

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