見出し画像

3年間の変化

どうも、中山ゆきです。

自分の昔の絵を見るということを普段あまりしません(未熟さを受け止めきれないから)。年単位で振り返ってみるというのは初めてかもしれません。
自分がいつ何を描いていたのか再確認するのと、コルクスタジオの普段関わりが浅い方にも、自分のことをある程度知ってもらいたいなという気持ちで書きます。

3年前の中山くん
2019年の僕は週刊少年サンデーでアシスタントをしつつ、たまにサンデー増刊に読切を描く、という感じで暮らしていました。場合によっては週6でアシスタントをしながら自分の原稿を描くという作業量に適応できずなかなかに腐っており、ツイッターなどもほとんど動かしていませんでした。このときの絵を探してもアシスタントで描いた背景ばかり出てきて、自分で描いた漫画を見つけるのに苦労しました。ちゃんと描きなさい(笑)

2019年に描いていた漫画。
はあっはあっ…耐えられない…直視できない…
う、うわああああああああ!!


辛い。辛すぎる

2018~2020年頃、サンデーでアシスタントをしていた頃の僕はとにかく何をやってもうまくいかず、肉体的にも精神的にも追い詰められていたので、当時のことを思い出そうとすると体調に影響が出て眠れなくなったりします。闇の中をさまよっていた時期でした。今になって思い返すと完全に鬱の症状が出ていました(笑)
しかしこのあたりの経験で漫画に関しても多くのことを学ぶことができました。

はぁっ…はぁっ…次いこう次。


間を刻みますがちょうど2年前の2020年11月1日、つのだ大先生がツイッターにて更新していた#美人一年に刺激を受け、1年間の毎日エッセイ漫画更新を開始しました。これは漫画の基礎体力作りにとても役立ちました。
このあたりではまだコルクの方とはほとんど関わりもなかったですが、たしかこの漫画更新の初日に佐渡島さんからフォローされたのを覚えています。これは僕にとってとても嬉しい追い風でした。

で、2021年。1年前。

その漫画更新の終わり際、こんな感じの漫画を描いていました↓↓

1年前の中山くん
アシスタントなど続けつつ、ツイッター漫画の更新にハマっています。

なんか安定感出てきた感じがする。
うん。コマ割りにたしかな自信を感じるぞ。
でもなんか小さくまとまってる感じもあるぞ…
どうするんだ中山くん。


このあたりで色々状況に変化が

職場が変わったり、ツイッターで多くの人と知り合ったり、漫画を読んでくれる読者がついたり、大小さまざまな変化がありました。
このころから秋野ひろくんとよく連絡をとったり出かけたりするようになり、コルクのことを少しずつ知っていきました。そしてコルクラボマンガ専科5期生となり、半年間の講義が始まりました。


そして現在。

2022年の中山くん
コルクスタジオに参加したのち、企業案件や縦スク連載などをやり始めてます。
漫画を通じて色々な仕事をやってみることにしました。
エッセイ漫画なども引き続き描いています。

オシャレなバーじゃないか…
キラッキラじゃないか…


ベネッセ 進研ゼミ中学講座ブログ「生徒会書記はときどき饒舌」より
カラーに気をつかうようになってきた
伸びしろを感じるよ、中山くん

現状、だいぶいい感じ。

ツイッターでの活動が長くなってきたことやマンガ専科で知り合った人たちとのつながりで、仕事の仕方や人間関係がガラっと変わり、さらにコルクスタジオとの関わりが深くなってきたこともあり、行ったことない場所に行ったり、やったことないことをやったり、色々貴重な経験をさせてもらっています。
仕事面でも今の自分に足りないものを得られるような仕事を多くさせてもらえていて、モチベーションは基本高いです。

絵はホリプーさんが心の師匠。


今の課題

・表現の幅を広げる 
・スピードとクオリティの両立 
・色々な立場を経験する

ここ半年ほど、仕事の幅が増えたことで、より対応力を求められるようになりました。
今まで描いてきたデフォルメ強めの絵では対応できない仕事、逆によりコミカルさを求められる仕事、スピードを求められる仕事、制限が多い仕事、コミュニケーション力が求められる仕事。

色々な立場の人と仕事をして、自分と異なる価値観を目にする機会も増え、自分自身の引き出し、幅が広げられていくのを感じていて、色々な角度からかかるストレスよりも、新しいことを経験する楽しさのほうが勝っている状態です。
まだまだやったことがないことばかりで、なんでもやってみたい!と思うので、それができるだけの表現の幅とスピードを獲得したいぞ、という現状です。

まだまだ描いていきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?