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大雨の日のヨーガ〜静けさのなかで自分とつながる

今日のヨーガレッスンで感じた静けさは、いつも聞こえる外の音が聞こえなかったぶんだけ、静寂の強烈な存在をひしひしと感じさせてくれるものでした。

日頃、色々な音の中で過ごしている私たちにとっては、本当の静けさはなかなか体験することのできない貴重なものです。

私は、年に何回かオペラに行きますが、壮大な音楽が流れ、美しい音の中にたっぷりと浸った後の一瞬が好きです。

歌手が歌い終わった後やオーケストラの曲が終わった後、シーンとすべてが止まって静かになる一瞬の静けさ。

だから、終わるや否やすぐに拍手をしたり「ブラボー」と叫んだりする人に、「もう少し待って」と言いたくなる時があります。


フランスで、マインドフルネスのリトリートセンターを主宰していたティク・ナット・ハン師の「沈黙 - 雑音まみれの世界の中の静寂のちから」という著書の中の一言。

沈黙とはよく音の不在といわれますが、裏を返せば、それは強烈な音の存在でもあるのです


大雨の日のヨーガ教室は、シーンと深い静寂に包まれ、静かな教室の中で先生の深い声だけが響いていました。

無駄な音はすべて雨が包み込んでいるような静けさでした。

その中で、いつもより私の感覚が研ぎ澄まされ、更に深い集中に入ることができました。

このような静かな空間では、心の中のうるさいおしゃべりも声を潜め、冷静に自分を観察する魂の意識とつながりやすいのかもしれません。



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