見出し画像

コラボレーションの意味について考える。ージャイアント馬場とアントニオ猪木はなぜ戦わなかったのかー



私は女装のR18映像の主演監督として
これまで12回ほど活躍されている女装さんとの
映像企画と
リアルイベントを行ってきたのですが 

コラボに見出す目的や
相乗効果をどこに作るのかを

よく考えます。



私が17年より開始した映像における
コラボレーション企画において 
共演させていただく方の最低条件というものを
設けさせていただきました。 

■自前のコンテンツを所有している事。
ブログサイト、クラブ、動画配信サイトへの登録
レーベルからの出演経験有り。
映像コンテンを所有している。
■ネット、リアルにおいて
アクティブに活動している事
またはこれから活動していく方針である事。 
(一つの目安としてSNS獲得フォロワー数2000人前後)
■実像がはっきりしている事。


原則としてこれらが最低条件なのですが

例外的なパターンとしましては 
上記の条件をクリアしていなくても
それを補う要素を持っていると
私が判断した場合のみ 

共同で企画してきました。 


そして 

ここに来て 
コラボレーションの理想的な形とは何か?

というものを最近良く思案するわけです。

少なくともコラボというのは 
誰でも構わずやればよいというわけではないのは
間違いないと思いますが

一見、相乗効果がありそうでも
実はそうでもなく、数値として成果が
現れない事もありえます。

それはおそらく
視聴者の期待値を超えるモノを
提案できなかった事が
1要因と考えられるでしょう。


例えば
YouTuber同士も
コラボ企画が良く散見されます。


仮に人気のゲーム実況者同士が
何かゲームをプレイする形で
コラボを行う事は珍しくないです。

これは私が思うに
想像以上の期待値は
出ていない気がしてならないのです。 

もちろんゲームファンとして
その実況者のファンであれば
嬉しい事この上ないですが

ゲーム実況という畑の
チャンネル登録者の趣味嗜好が
被っているのであれば
コラボ相手の事を
ユーザー、ファン達は十分把握していて
登録者も被っている可能性も高く 
結果的に思った以上の相乗効果が
出ない事はままある事だと
思うのです。

つまりチャンネル登録者もそうですが
企画そのものが
ユーザー視点で
コラボ内容の想像の範疇に収まっているのであれば 
エンタメ性が強いものを
提供できているとは言えないのではないかという

仮説が生まれるわけです。 


その近い畑の者同士の
ある種のジレンマを
打ち破っている方の一人が 

格闘家YouTuberの朝倉未来さんだと
思うのです。 

朝倉選手は格闘家の域を超え 
不動産、マナー講師、飲食
その他全く業種の違う方々との
コラボ企画を何度も行い 
結果的にとんでもないほどの
相乗効果を生み出している事は
周知の事実です。 

異業種交流とでもいいますか 
全く畑の違う視聴者を
互いに獲得出来ている事は 

コラボで達成すべき
主目的の一つであって 
理想的な展開パターンですね。 

畑の違う分野同士で 
観衆の目を引くための
面白い企画を考え続ける。 

これが一つの結論だとして 

では逆に
表面上はコラボしていなくても
相乗効果がでる形とは何かというのも

考えてみたいです。

そこで出てくるのが 
ジャイアント馬場とアントニオ猪木なんですね。

両者は全日本プロレスと新日本プロレスを
72年に立ち上げてから 
一度も対決が実現しないまま 
猪木選手が98年に引退。
馬場選手が99年に逝去。 
夢の対決は幻となったのですが 

プロレスファンの間では 
「馬場と猪木は戦えばどちらが勝つのか?」
という話しが時に論争を生むほど
ファンの間で幾度も語られてきたわけです。 

もし戦ったとしたら 
対決が実現したら 
どんな試合になるのだろう?

という歴史のIF
一つの可能性、想像は 
いつまでもファンの間で 
イメージされ続けてきたのであれば

表面上コラボしていないが
十分コラボの要件を果たしていると
私は思うのです。 

つまり 
コラボの本質的な意味の部分には 

両者が交流する事の実現だけではなく 
ユーザーの間で話題が絶えない人物
事柄である事。

この前提がある 
または作り上げる事が大事なのではないでしょうか。

話を戻して 

女装という分野でのコラボ企画という部分で 

何をすべきなのかも
一つ答えが見えてきそうな気もします。 

女装カテゴリーで活躍されている
方々も多くいらっしゃる昨今ですが 

互いに面識があっても 
一切リアルでは絡まない事が 
決してネガティブな事ではないのであれば 

理想的な絡まない形を
形成していくアイデアもあると
私は考えています。

やらないというアクション。 
逆説的ですが 
何もしないという意味ではなく 
しない事で相乗効果を生むために

ネットやリアルどちらかで
互いに認知をしている状況を
作った上で構築する 
不干渉というコラボ。 

ここに何か発想のカギが
眠っているはずだと思いつつ

今日も私は
SNS上で
アクティブに活動する女装さんを 
眺める昨今です。

最後に私の今後の活動の方針としまして 

従来やってきたコラボとはまた違う

このような新たな道筋を探しています。 

女装と全く畑が違う箇所での活動。 
女装家同士の不干渉というコラボ。


それを模索し続ける事が 
今はとても楽しみを感じています。 

終わり。 








 



よろしければぜひサポートよろしくお願いいたします! 皆様がより楽しく読んでいただける  ブログにできるよう頑張ります★