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悩んでる人を孤独にさせない

僕自身もこれまでずっと悩みごとを自分の内に抱え誰にも相談できず、もがいてきた人生だった。

当時、内に秘め閉ざしていたことも、今となればもっと早く身の回りの誰かに打ち明けらばよかったと思う。自分の声・言葉にして誰かに話を聞いてもらえば心がすっと落ち着く

僕はゲイでありHSPだ。


そのどちらも受け入れることができず、結果としてだけど、鬱病も経験した。

ゲイであると自覚したのは18歳の時で、それから6年間は自分がゲイであることを否定してきたし、受け入れるまで時間がかかった。

幸いにも、ゲイであることを悩んだ時は、高校の恩師と女友達に相談できた。そのお陰で随分と心を前に向かせることができた。一人で考えていても悶々と現状維持もしくは後めたい気持ちのままだったと思う。

一方、HSP(非常に感受性が強く敏感な気質もった人)であると知ったのは数年前。それまでは、学生時代からずっとなんでこんなに自分は敏感で、気にしいなのだろうと悩んでいた。

当時の悩みの特徴としては、

・人のちょっとした表情を敏感に深読みして、必要以上に考え落ち込む
・照明や光の具合が好みでない空間にいると心がソワソワして、落ち着かない(地下など)

「なんで僕だけこんな過敏で、こんな感情を抱くんだろう」と自分のことが好きでなくなった。

HSPに関しては誰にも話すことができなかった。 人の表情ひとつで自分の感情が掻き乱されるなんて、恥ずかしくて言えなかった。きっと誰も理解してもらえないと思い込んでた。

自分の考え方がいけないんだと自らを責め、自分を変えるために必死だった。 

でも、HSPという言葉が自分の中に浸透してからというもの、同じような苦しみをもつ人が5人中1人いると知れてホッとした。そして何より、HSPという言葉を知れて、仲間がいることが何よりも嬉しかった。

HSPについては、高校3年生から自覚していたので、かれこれ17年ほど悩んでいたことになる。これだけ長い時間悩んでいた時間を考えると「もったいない」って今なら思える。

でも、悩んでる本人はそんな気持ちになれないことだって分かってる。

悩んでる人を孤独にさせない。

「どうせ誰に話しても理解してもらえない」
「人に知られるのが恥ずかしい」

こんな気持ちをずっと抱えて生きてきた。そんな僕だから孤独を感じてる人をそのまま1人にしたくない。

誰にも理解してもらえないと諦めに近い気持ちは痛いほどわかる。一方で、人に相談することで前を向けることも知っている。僕自身両方とも経験してきたから。

ひとつ覚えておいて欲しい。

同じような悩みを持つ人はあなただけではないということ。苦しい時は一人で抱え込む必要はない。SNSでも良いから、似た感情にある人の存在を知るだけでも救われることがある。

どうしても誰にも打ち明けられないて人は、僕のところに相談に来て欲しい。

電車の中で辛そうにしてる人を見ると気がかりで声をかけてしまうほどお節介ぶりを発揮してしまう僕だ。

誰かの心に寄り添いたい、そして一緒に考えて再び前を向く力になりたい。昔の自分を見てるようで、いても立ってもいられない感情になる。

僕は今、NPO法人・若者メンタルサポート協会で、10代の子供たちのLINE相談員をしている。そして今後はさらに、孤独を感じながらも前を向こうと頑張ってる人の背中を押せる存在になろうとも奮闘している。

人の心が晴れた瞬間の表情に立ち会った時、僕自身何よりも嬉しく感じる。

僕にできることを一歩ずつやっていく。

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