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詩 現代詩なんて

現代詩なんてうそだろ思ってもないことを口に出す心にないことがまた言葉になり文字になり誰かを殴って支えるだから言うんだ現代詩なんてうそだろ笑うならいいよそのまま殴られることを望んで頬を向けるとそっぽ向かれたと泣き出すあなたあなたなんかはチョコになればいい夏には溶けて冬には需要が増すんでしょうだから言うよ愛なんて恋なんて現代詩なんてうそだろ紫陽花が散ったらはやく冬になればいいと言ってしまう心にあることは簡単には言えないのにどこからか見つけてきた宝物の言葉は見失わないように人には見せないだから現代詩なんてうそだろ愛してるのその先はただ溶けたチョコを固めただけささっきまでは価値あるあなた夏には溶けてだめになるおいしいパンが焼けましただから現代詩なんてうそだろ心を描くのに心から逃げ出した言葉を使うなよだから現代詩なんてうそだろ心を満たすのに愛なんかを使うなよ消費するならチョコにでもして夏はかき氷を食べましょうねシロップかけたら冬みたいでしょ夏は冬を思い出すためにあるのかもだから現代詩なんてなんて言葉に頼って書く(味だけ見ればただbitter)

2022.8.6 雪屋双喜
言葉の逃亡を詩は手助けしない
人間の脳みそなんてマンモス殺してた頃から大して進化してないよ


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