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十五月の指先にあなたがいますように 小声の唇に揺れる吐息が頬を撫で 瞬きの一つが時間をつく…
あなたは言った。私の頬を左の手で触りながら。 砂漠の光が舞う。あなたは言った。私の頬を左…
人を待つ。 雲が動く。 少しだけ、夢を見た。 これは長い抒情詩だ。 色褪せた表紙もない物語…
歩き疲れた靴紐を眺める 指先と指先の間に冬の寂しさがある 今朝の熱が底の方でじんわりと、ま…