![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145950328/rectangle_large_type_2_329cf5d8e19f37227beb507f5f283990.jpg?width=800)
そういえば母であった私の息子、帰る
息子、帰る。
昨年の夏、海外に飛び立って行った息子、予定通り1年で帰ってきました。
長かったような、短かったような、
やっぱり現地時間を確かめて、
たまにLINEしたり電話したり、
でも私にしては珍しく本当に心配だった。
まずは健康面。
果たしてどんな食生活を送れているんだろうか。彼は自炊は多分できないし。
そして心理面。
学業で使う言語はともかく、会話としての語学が堪能とは言い切れないだろうな。
周囲の人たちとコミュニケーションをとれているだろうか。
経済的に物価がこちらとは桁違い。自分の収入でやっていけるのだろうか。
一つずつ考え始めてしまうと、私のほうが立ち止まり、固まり、他のことが手につかなかったり、
夜、眠れなくなったり。
高校や大学の受験や就職試験の時もここまでは、心配していなかったかもしれない。
どちらかと言うとのんびりしていて、じっくりと1000ピースのパズルとかやっている息子で、
集団の中では、いつもすみっこで、自分の出番を待っているタイプ。
バレー部にいたけど、サクッと決めるアタッカーでもないし、フットワーク軽いセッターでもなく、
ひたすら拾ってこい、と言われて焦るリベロでした。
中学の面接で、担任の先生から
「どうして今の男子は覇気がないんでしょう」
と、言われて母である私は返事に困ってしまいました。
そんな子ども時代だったから、
成人した今でも、母は山盛り心配でした。
でも先日、空港でいくつものトランクをカートに積んで、日に焼けた顔の息子がゲートから出てきた時、私は久しぶりに心から笑顔になれました。
待っている間は泣いちゃうかと思ったけど、無事な顔を見られたことにホッとして頬が緩んでいました。
肩の荷が降りるって感じがよく分かりました。
息子よ、おかえり。
よく頑張ったね!
はー、母も心配疲れの1年でした。
◎みなさま、今日もお疲れ様でした。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました😊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?