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そういえば母であった私の息子、帰る

息子、帰る。

昨年の夏、海外に飛び立って行った息子、予定通り1年で帰ってきました。


長かったような、短かったような、


やっぱり現地時間を確かめて、
たまにLINEしたり電話したり、

でも私にしては珍しく本当に心配だった。

まずは健康面。
果たしてどんな食生活を送れているんだろうか。彼は自炊は多分できないし。


そして心理面。
学業で使う言語はともかく、会話としての語学が堪能とは言い切れないだろうな。
周囲の人たちとコミュニケーションをとれているだろうか。


経済的に物価がこちらとは桁違い。自分の収入でやっていけるのだろうか。



一つずつ考え始めてしまうと、私のほうが立ち止まり、固まり、他のことが手につかなかったり、
夜、眠れなくなったり。


高校や大学の受験や就職試験の時もここまでは、心配していなかったかもしれない。

どちらかと言うとのんびりしていて、じっくりと1000ピースのパズルとかやっている息子で、

集団の中では、いつもすみっこで、自分の出番を待っているタイプ。

バレー部にいたけど、サクッと決めるアタッカーでもないし、フットワーク軽いセッターでもなく、
ひたすら拾ってこい、と言われて焦るリベロでした。

中学の面接で、担任の先生から

「どうして今の男子は覇気がないんでしょう」

と、言われて母である私は返事に困ってしまいました。


そんな子ども時代だったから、
成人した今でも、母は山盛り心配でした。


でも先日、空港でいくつものトランクをカートに積んで、日に焼けた顔の息子がゲートから出てきた時、私は久しぶりに心から笑顔になれました。

待っている間は泣いちゃうかと思ったけど、無事な顔を見られたことにホッとして頬が緩んでいました。


肩の荷が降りるって感じがよく分かりました。


息子よ、おかえり。

よく頑張ったね!

はー、母も心配疲れの1年でした。


◎みなさま、今日もお疲れ様でした。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました😊

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