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雪輪
2017年9月30日 23:28
想い重ねた言の葉が厚く積もる。素直に伝えられたらどんなに楽なのかと考えるが、それでも今日も、はらりと離れた緑の葉を足元に落とすと拾い上げることをせずそのままにした。 緑の葉は次第に腐りゆく。同じように僕は心の中で醜い想いを募らせる。この想いがじわじわと効く毒のように君に染み込んでいけばいいのに、なんて考える。気が付いたときには僕しか見えないようになっていればいいのに。そんなふうに。 だけどな