書き手のエンジンをかける「お題」のちから

「お題」とはもちろん、noteのお題のこと。指定のハッシュタグをつけて投稿するあれです。

(この記事では、note公式の記事では「お題」と区別されている「コンテスト」や、クリエイターの方が独自で企画される記事募集も、広い意味での「お題」と呼ばせていただきます)


「お題」ってすごくないですか?

その「お題」に出会うまでは書こうなんて思いもよらなかったこと。それが、「お題」を目にした瞬間から書きたくて仕方がなくなる。魔法にかかったかのよう。

書きたいことが、突然空から降ってきたような、なにもないところから湧いて出たような、そんな感覚。実際には降ってきたわけでも湧いて出たわけでもなく、自分の引き出しのどこかにしまわれていたもののはずなのだけれど、それぐらい突如現れる感覚。

次々に言葉が浮かんできて、頭の中でぼんやりと構成ができ始める。頭の中だけにとどめておけなくなって、noteの編集画面を開く。

遅筆な私がこんな高馬力のエンジンを持っていたの?と驚くスピードで、作品ができあがる。

「お題」への投稿を始めてから、何度となくこのような体験をしてきました。


昨日投稿した詩も、「お題」のちからに突き動かされてできたもののひとつです。

朝、noteのタイムラインを見るまでは、自分が数時間後にこんな詩を書きあげることになるとはまったく思ってもみなかったわけで。

それが、企画をされたMei&Meさんの記事を見た瞬間、頭の中に「参加したい!猫と言えばこれしかない!」と浮き足立つ私が現れて。

となりには「まあ落ち着いて、まずは参加要項をしっかり読もうよ」と宥めるもうひとりの私。そのかたわらではさらに別の私が、早くもいくつか言葉を引っ張り出して編み始めていて。

要はその企画のことで頭がいっぱいになりました。

その日は自由な時間があったことも幸いし、あっという間に詩ができあがりました。拙いし荒削りだけど愛しい作品。


もちろん、すべての「お題」でこんな現象が起きるわけではありません。

「このお題に応募したいなあ」という思いだけが先にあって、そこから何について書こうか思案を巡らせることもあります。

特に何も思わず、スルーしてしまう「お題」もあります。

ただ、最初に書いたような、瞬時に書きたいことが浮かんだときの「お題」の威力は本当にすごい。


私は、誰かの心を惹きつける文章を書けるようになりたくて、noteへの投稿を続けています。

上達のためにはとにかく数をこなしたい。だからできるだけ投稿頻度を上げたいと思っていますが、書きたいことや伝えたいことが常にあるわけではありません。

執筆へのエンジンをかけてくれる上に、ときに書いた本人も驚くほどの意外な作品へと導いてくれる「お題」。私にとって、本当に魅惑的な魔法のアイテムです。


たくさんの「お題」を設定してくださるnote公式様。

noteとコラボしてコンテストを企画してくださる企業様。

個性豊かなテーマで記事募集を企画してくださるクリエイター様。

いつも本当にありがとうございます。

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