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「お説教」と「アドバイス」の境界線

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

自分では「アドバイス」をしているつもりでも、相手にとっては「お説教」になってしまうということは、あります。

「アドバイス」と「お説教」は、何が違うのでしょうか。
 両者を分ける境界線には、「相手との関係」と「伝えるタイミング」が関わってきます。

相手との関係とは、この人の言うことはすなおに聞けるが、あの人から同じようなことを言われたら、何だか腹が立つ。納得できないというような、相性です。相性の良し悪しは感覚的には分かっていても、努力してもどうにもならないことも多いものです。
しかし、人間関係には相性という存在が大きいと捉えれば、アドバイスが無視されたとしてもイラつくこともないですし、お説教臭いと感じる相手にも
「私とは相性が悪いだけなのだ」と考えることができ、腹も立ちません。

次は「伝えるタイミング」です。
これは、相手がそのアドバイスを求めているタイミングかどうか、ということです。見極めは、自ら「相談したい」「アドバイスが欲しい」と言ってくる場合や、何か言いたそうな素振りをしたり、「友人の話なのですが」「同僚が困っていまして」などと、第三者に置き換えて話を振ってくるケースなど。それとなく、分かる場合が多いでしょう。
しかし、読み間違えれば「お説教」や「余計なお節介」になってしまいます。

役にたつ感謝されるアドバイスとは、それを受け取る人が「アドバイスして欲しい」と思っているときだけではないでしょうか。

そうでなければ、どんなに素晴らしい話も単なるお説教になる。
いくら良いことを言ってもらっても、受けいれられない。
有益な話も無益、害にさえなる可能性を秘めています。
今、私が伝えているのは「アドバイス」なのか「お説教」なのか?
不安になる場合もあるでしょう。

私自身、アドバイスを求められたら、
「なぜこうしないの?」という決め付けや、「どうしてできないのかな」という見下した感、「しっかりしなさい」というような奮起を促す言葉は、使わないと決めています。
これらは「お説教」に受け取られやすい言葉だからです。
対してアドバイスは
「こうすれば、うまくいくのではないかな?」
「やってみたら、どうかな?」と。相手の立場を尊重する言い方です。


こうした発言をするためには、相手の話をしっかり聴かなければなりません。つまりその時点で、アドバイスをするためのタイミングをつかんでいるわけです。これなら自然に、受け入れられやすいですよね。

役にたつ感謝されるアドバイスとは、それを受け取る人が「アドバイスして欲しい」と思っているときだけ~

最後までお読みいただきありがとうございました。臼井由妃

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