株は「権利確定日」に注目して買う
おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
株主優待とは、「弊社の株を保有してくれてありがとうございます」という気持ちをこめて、企業が株主に対して送るものです。
株主優待の内容は、自社製品やデパート商品券、食事券、プリペイドカード、ギフト券、ホテルや娯楽施設の割引券や乗り物券など、企業によっていろいろです。内容によっては、利回りが10%近くにもなる魅力的な優待もありますから、金利がほとんどつかない銀行に預けておくよりも、お得感があります。
さらに、所有株数によって株主優待の内容も違ってきます。基本は、たくさん株を所有していれば、それだけいい物がもらえるのですが、持っている株数と株主優待の質が完全に比例するわけではありません。ですから、できるだけ効率良く株を保有して、最大限の優待をもらえるようにすることが「倹約の見地」からも大切です。
個人投資家の数はインターネットの普及に伴い、増加傾向。そんななか、企業は「株主数を増やしたい」「個人投資家を大切にしたい」「同業他社に株主をとられたくない」と思っていますから、株主優待はますます充実していくでしょう。
株主優待や配当が、銀行の金利と大きく違うのは、「権利確定日」の存在です。「権利確定日」とは、「その日に株主として株主名簿に記載されることにより、株主優待や配当などの権利を得られる日」です。株主優待や配当は、「権利確定日」に株を保有しているか、していないかという点が重要ということです。
銀行金利は、預かり期間が利息として反映されますが、株の場合は「権利確定日」に株主となっていることで、優待や配当など株主としての権利を得ることができます。極端な話をすれば、権利確定日の一日だけ株を持っていても、株主優待や配当の権利を受けられるという仕組みです。
ただし、株主優待や配当金がもらえたとしても、株価が下がってしまっては全く意味がありません。「どのような優待を実施しているか?」は見逃せないポイントですが、「どんな企業なのか?」についてきちんと把握するのは当然です。
ちなみに、パソコン初心者の友人は、高利回りと投資額の3分の2の株主優待に加え、パソコントラブルの電話相談が年中無休ということで、S社の株を保有しています。入社3年目の営業マンのKさんは、少額で買えて超高利回り、自分が仕事で着用しているスーツやシャツのメーカーということで、Y社の株を保有しています。
両者とも、株に投じるのは、年収の何%までというルールを決め、「頭の体操」のつもりで、楽しんでいらっしゃいます。
~最大限の優待をもらえるように、効率良く株を保有しよう~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃
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