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贈るつもりで投資をすると、リターンが大きい

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

倹約で貯まったお金を賢く運用するために、「投資」に関心を寄せるのは、必要なことです。しかし「投資」はさまざまな手法があるうえに、数多の商品が存在していて、何が安全かを判断するのは難しいでしょう。

投資初心者にとって安全な投資とは、リスクが少なく仕組みが分かりやすいこと。当然ながらそうした謳い文句を掲げた無料セミナーが、各地で開催されています。そうした類のセミナーに気軽に行くことを、私はお勧めしません。

受講した直後は誰もが、一人前の投資家のような気持ちになるものです。その様は仁侠映画を観た後に、肩で風を切りながら映画の主人公になったつもりで劇場を後にする観客に似ています。「自分は投資の才能がある」などと、思えてしまうのです。

結果、信用取引に手を染めてしまうと、元本がなくても大金を動かせるようになるため、感覚が麻痺して、元本割れをおこすどころか、大きな借金を抱えてしまう……ということにもなりかねません。

私は正直、投資にはあまり関心がありません。

自分の性格からして、何かのきっかけに投資にはまったら、現業そっちのけになる危険性を読んでいるからです。ですから、私の場合、投資信託と30年来愛用している商品の製造にかかわる企業の株式投資のみです。投資信託ならば、週末や仕事を終えた後に担当者と相談しておけば、お任せして代わりに動かしてもらえますから、昼間対応できないときでも問題は生じません。それにさまざまなプランがありますから、あらゆる投資に分散するようなものを選んでおけば、リスクも軽減されるでしょう。

「愛用品の製造にかかわる企業の株式投資」で、私は儲けようとは思っていません。私が株を買うのは、株主となり、個人オーナーとしての権利を手に入れるというよりも、その企業を応援したいという気持ちが強いのです。
30年来愛用している商品が市場から消えたら、困ってしまう。その代わりになるモノは、いまのところないのです。ですから私の力なんて微々たるものでも、自分が生きているうちは存続して欲しいから株を購入するというのが理由です。

投資と言うよりも気持ちの上では「贈与」に近いのです。

私が投資したお金が、原材料の調達や機械の整備、優秀な人材の確保など。企業のお役に立てば嬉しいですし、高品質の商品を死ぬまで使い続けられたら、余計なストレスや代わりのモノを選ぶ時間や労力、無駄なお金を支払うこともないでしょう。

誰しも株式投資に取り組む上で、目的があるはずです。その答えは十人十色。「単にお金を増やしたい」とか、「預貯金の利息は微々たるものだから、少しでもいい金利で運用をしたい」「住宅購入資金を確保したい」、あるいは「生涯独身で通すから、老後の資金として1億円は欲しい」など。

どんな理由で始められてもいいと思いますが、その人の目的にあった投資方法があり、その目的達成にあわない投資はするべきではない、ということです。不思議なもので、「贈与」に近い気持ちで投資をしている株ですが、「配当成長株」になっています。本当に偶然の産物なのですが、安定した業績で「連続増配銘柄」となっています。

ある投資家にこの話をしたところ、「配当成長に着目した株式投資を知ると、株価の変動が気にならなくなる。株価が下がっても配当金は変わらず入ってくるから、それでさらに配当成長株を買い増し、株式数を増やせばさらに大きく増やせる」とアドバイスをいただきました。

ですが、そうなると、私がのめりこむのは必至ですから、「贈るつもりで投資をすると、リターンが大きい」という、その学びで充分です。

 ~目的達成にあわない投資はするべきではない~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

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