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最高の結果を出す人は、叱ったあとに褒める

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

部下が自分で気づいたミスをいつまでも、叱る上司がいます。
ねちねちと何度も同じことを叱るのは、上司の憂さ晴らしに過ぎません。
せっかく,気づいた部下も反発して人間関係がこじれ、仕事が停滞するかもしれません。
「叱る」と「褒める」を比べれば、叱るほうがはるかに難しいでしょう。
怒りに任せて余計なことを言い、長じれば人間性を否定するような発言になる事もあります。

実際、これまで私もさんざん失敗を重ねてきました。
計算ミスが多い社員に呆れ、「何回、計算を見直したの?」
「三回は……」反省している社員に「三回? あなた、本当は見直してなんていないでしょう」「いい加減なんだから、何をやっても、あなたは中途半端! 前もあったじゃない……」

 以前のミスをむしかえして、どんどん個人攻撃になっていきました。
 こういう叱り方は、最悪。相手はやる気を失い萎縮してまたミスに繋がる可能性もあります。叱りが「学び」にならないのです。
 叱るのは、せいぜい三分です。そして
「この件は、これでお仕舞い」
「はい、終了」というように終了宣言をして締めましょう。
 理路整然と叱って、きちんと終わらせるのが大切です。
 ましてや、翌日「反省しましたか?」
「同じミスはしないよね」などというのは、論外です。
 
気遣いのできる上司ならば、部下を叱ったあとに「ひと言」褒めるのです。
「あなたは、できる人なのだから」
「あなたを見込んでいるんだよ」
「君の能力は、●●さんも認めている」

 というように、期待をしている、能力を買っているというニュアンスの「褒め言葉」を伝えるものです。

 こういう叱られ方をされると部下は仕事を覚え成長しますし、叱る上司もストレスがかかりません。お互いにメリットがあるのです。
 歯が浮くような褒め言葉は必要ありませんが、叱ったあとの「救いのひと言」として、褒め言葉を活用しましょう。
部下は萎縮せず士気もあがり、職場のムードも良くなります。
三分で叱り終え、褒めことばを添えるか、ねちねちと叱り翌日まで持ち越すかで、天地の違いが生まれるのです。

叱ったあとには期待値を込めて「ひと言」褒める~

最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

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