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菅野よう子の思い出

新しいボカロ曲を作ろうとしていたのですが、音色選びで時間を取り、僅か2小節で力尽きる…ひとまず休憩を取って、この文章を書いています。

菅野よう子は私にとって特別な意味を持つ作曲家です。

彼女を知ったのはうつ病で精神病院に入院していた時のことです。時間を持て余した私は昔好きだったアニメのサウンドトラックを集めていたのですが、その殆どで音楽を担当しているのが菅野よう子であることに気づきます。

『天空のエスカフローネ』『カウボーイビバップ』そして『ターンエーガンダム』、小さい頃夢中で観ていたアニメの音楽が、全て彼女の手で作られていたことに驚きました。退院後、『攻殻機動隊Stand Alone Complex』『マクロスプラス』『ウルフズレイン』も観ましたが、クラシックからテクノまで、あらゆるジャンルで高水準な音楽を作ってしまう菅野よう子の才能に驚愕しました。

この時に『自分も作曲をしてみたい』と思ったのが、DTMを始めるきっかけとなりました。うつが酷くて何も出来ない時や、仕事で手一杯で音楽から遠ざかっていた時期もありましたが、もうすぐDTMをはじめて19年目になります。

この間に『ブレンパワード』『創聖のアクエリオン』『マクロスフロンティア』を視聴し、コーエーのゲーム音楽を担当していた頃の音源も聴きましたが、その度に宇宙人の音楽を聴いているかのような驚きがありました。

他にも様々なアニメ・映画を見て、ゲームを遊んで好きな作曲家が増えましたが、未だに彼女だけは私の中で別格です。とても敵わないと思いつつ、少しでも彼女に近づきたいと、日々音楽に取り組んでいます。

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