見出し画像

何を伝えるために練習するか

歳をとるにつれて、例え個人練習であっても無駄な音を出したくないなと思うようになりました。

例えば料理の練習をする際には、人に食べてもらう料理ではなくても食材を粗末に扱うと食材の命や生産者さんに大変失礼なことになります。
楽器演奏では粗末に音を出したとしても誰にも迷惑はかからないですが、日頃からの音の出し方は何が起こるかわからない本番でも必ず影響すると考えています。

オーケストラとかアンサンブルの練習でも、練習前の音出しで丁寧に音を出す人、もしくは本当に必要最低限な部分だけを周りに迷惑のかからない音量で確認する人は総じて綺麗な音を出す人が多いです。
本人は無意識だとは思うのですが、やはりそういう音はどんな音量であっても惹きつけられるものがあります。

もちろん練習量を削って良いという訳ではないです。
ただ、反復練習などをするにしても必ず目的を持って音を出していかないと無意味な音を発するだけの時間になると思っています。

無駄な練習で物理的に減るものは何もないですが、絶対何かを浪費してしまっているんですよね。

楽器に触れられる時間はこの先もどんどん減っていきますし、だからこそ日頃から一音一音を丁寧に奏でていきたいなという話でした☺︎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?