見出し画像

良い演奏をするためには心と身体を整える必要がある

本番直前は色々と考えることが多くなります。
今回はソロと二重奏の本番なのでいつもより多くのことを考えています。

タイトルにもある通り、ここ数年は本番前の心と身体のコンディションを強く意識するようになりました。
何のために心と身体を意識しているのか、少し言語化してみたいと思います。

身体が疲弊していると、自分の音が聴こえなくなる

演奏する際には一音一音を注意深く聴く必要がありますが、この音が聴こえている度合いは身体の状態によってかなり差が出てきます。
もちろん疲れていても音としてはちゃんと耳に届いてはいますが、細かな音量や音色の違いの聴き分けがびっくりするほどアバウトになります。厄介なのがなかなか演奏している時には気づけなかったりします。
仮に疲れているなと思っている時は、いつも自分の耳を疑いながら入念にリハーサルの録音と自分の演奏時の感覚とのズレを探っています。笑

心が乱れていると、客観的に自分を見れなくなる

どんな会場でも舞台上で聴こえる音と客席で聴こえる音が全然違う場合がほとんどです。
となると、舞台上で自分の音がどうなっているのかを常に想像しながら演奏しなければなりません。
心の状態が穏やかで、ある程度の余裕がないとなかなか客観的に客席で聴こえる音を想像することが難しくなってしまいます。
そうなると演奏というよりも、どちらかというと楽器を弾いたり叩いたりする作業に近い状態になるように思います。

心身ともに健康でないと自らの音楽を楽しめない

これが一番大事ですが、心身の乱れでせっかくの舞台で演奏出来る機会を最大限楽しめなくなってしまうのはとてももったいないことに思います。
音楽は娯楽の一つであり観客に楽しんでもらうことが1番の目的だと考えています。
プロアマチュア関係なく、演奏者が音楽を楽しめていないと観客も楽しめないのは必然ですよね。

以上、良い演奏をするための心と身体の重要性をザッと書いてみました。
今は子どもから風邪をうつされた関係で思いっきり体調不良なのですが、何とか当日は今よりもマシな状態で臨めるよう無理せず過ごしたいと思います笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?