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雨つぶが あたまのうえに ずっと降ってて 〜 raindrops keep fallin' on my head 〜

今年2月に世を去った音楽家バート・バカラックと、作詞家のハル・デヴィッドが共作した数々の名曲のなかでも、最も有名なのがこの『Raindrops keep fallin' on my head』かもしれません。 1969年の映画「明日に向かって撃て」の挿入歌として大ヒットしました。

曲はもとより、その歌詞を味わえば味わうほどに(あゝなんていい曲なんだろう)と感じ入り、《超•ゆき訳》を付してみました。

この歌詞のなかで一番重要なのは、雨が、僕のあたまのうえに降り続けている、ということ。 つまり僕は、雨を眺めているのではなく、雨のなかで雨を受けて、雨を浴び続けている。その状況が釈然としないから、太陽にちょっと物申してもみるけれど、まあそれはそれとして、雨に打たれ続けることを受け入れて、でもだからって、まんまと憂うつに絡めとられたりなんかするものか、僕は好きに生きてるんだからね、と言い聞かせている… そんな世界観に、私はなんだかキュンとしてしまいます。

そして私は、ジャズ・スタンダード・ナンバーの『On the sunny side of the street』や『Singin' in the rain』を思い浮かべます。もしかしたら、バート&ハルは、これらの名曲へのアンサー・ソングとして『Raindrops…』を書いたのかも、そんなふうにも想像します。

《超•ゆき訳》
雨つぶが あたまのうえに ずっと降ってて 
それはまるで 足が大きすぎて 
ベッドからはみ出した 男みたいで
何やっても おさまりがわるくて
雨つぶが あたまのうえに ずっと降ってて 
ずっと降ってて

だからちょっと 言ってみたんだ 太陽に
君の そういうやり方は
好きじゃないって
仕事しないで 居眠りしてんじゃないかって
雨つぶが あたまのうえに ずっと降ってて 
ずっと降ってて

だけど ひとつ分かってることがあって
雨つぶが 憂うつを 僕に連れてきても
僕は 絶対に 取りあわないし
そのうちに しあわせが
僕に 歩み寄ってきて 挨拶してくれるはずだし 

雨つぶが あたまのうえに ずっと降ってて 
だからって 僕は
すぐに 両目を赤くして 
泣きはらしたりなんか しないし
だって僕は 文句をつけて
雨を止ませようなんて しないし
だって僕は 自由なんだから
僕を悩ませるものなんて ないんだから 


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