成長の五原則
個人と組織が成長し続けるための最低限かつ構造化した行動原則。
最小限の文字数にしたいので前置き無しでいきます。新入社員でも、中間マネジメントでも、経営者でもこれを徹底すれば、必ず成長できる成長の構造化です。
1.ポジティブに、もう一歩だけ前へ
多くの人が諦めた先の”もう一歩”が違いを生む。
多くの人が”後でもいいや”と思う事を”すぐやる”スピードが違いを生む。
他人が出来ないと言うことを、”できる”に変える事が新しい価値を生む。
”出来ない”を”出来る”に変えるには何をすべきかを考えることが第一歩。
他者のアイデアも貪欲に飲み込んで発展させてみよう。
2.地図を持て(未来からの逆算へ)
”できることをがんばる”のではなく、ゴールからの逆算で”やるべきこと”をやる。市場や競合の動きだけに惑わされず”未来”からの逆算を。
目標なしに歩くのでは”できることをやる”になりがち、いくら頑張っていても至るべきゴールには近づけていない場合が多い。
仮でも良いので目標(ゴール)と、現在地(いまの実力)を設定し、逆算で目標達成に必要なルートとタスクを把握すること。
たとえ”設定していたゴールが間違っていた”としても、少なくとも、それまで出来なかった事ができるようになっているはず。
地図作りの観点は、市場、顧客、競合、経済、社会、技術の観点で。ゴール設定を間違わないようにするための土台として、(未来予測の本を何冊か読み比べておくなど)未来を見通す目を身に着けよう。
3.成長は可視化から
数字の鏡で、自分自身の今の実力を可視化し、それを定期的に観測すること(Qで十分?月イチ?)。
それをもとに高速にPDCAを行う。強みを伸ばし、弱みを克服し、可能なら別の強みを作る。
もし月イチの定期観測なら、残り半年だと6回しかPDCAが回せない。そういう逆算でやるべき事を考えること。
(応用編)ただし、既存データで見えるのは過去から現在と延長線上の予測だけ。未来を想像し、そこから現在とのギャップを見出し、そのギャップを埋める目標を立てること。
4.すべてを仕組み化
継続が難しいことはルーチン化、習慣化化しよう(カレンダーに思索の時間を確保、毎朝のルーチンを作る、叩きレベルまでは一気にやる、など)。
自分自身が確実にやりきれる仕組み(たとえば複数の参考書をざっくり、より、特定の参考書を何度も完ぺきに、毎日継続できるトレーニングメニューで継続性を担保する、など)を作る。
問題を(自分自身も含め)他者や部下など人間のせいにするな、俯瞰して、仕組化で解決せよ。
(応用編)リーダーは、1+1=3以上にすることが仕事、そのための仕組み作り(人材のジグソーパズルで、足し算を掛け算に)を。
5.バックアッププランを持つ
組織長が心がけるべきは、既存組織による連続成長は自律化(自分が居なくなっても回るように)しつつ、自分自身は非連続成長の芽を作りにいくこと。
いまやっていることが必ず成功するとは限らない。いまの成功が永遠に続くとは限らない。世の中の環境が大きく変化するかもしれない。
たとえばアフターコロナや気候変動が激化した社会では?競合環境、市場環境が大きく変化するリスクは?経営者はどの程度のリスクに備えるべきか?
自分とは違う長所を持つ右腕を育てておくこと。自分の長所だけでは解決できない問題が起きた時や、自分が倒れた場合など、それこそが最大のバックアッププランにもなりうる、
もし奇特にもサポート頂ける方がいらっしゃるようであれば、もっと役に立つ記事を書いてみようと思っています。