見出し画像

STで吃音の僕が「HSP(繊細な人)」特性を持っていることに気が付き、救われた話 ~気付き編~

こんにちは、小児STになって4年目の「ユキ先生」です。

今日はタイトルの通りです。まずは「ユキ先生」こと「僕」のことを知っていただくためにも吃音やHSPについて経験談を元にお伝えできればと思います。

さて、「吃音」は知っているけど「HSP」って何?という人も多いのではないでしょうか?「HSP(Highly sensitive person)=非常に敏感で繊細な人」のことをさします。

自分がHSPだと認識するまでは、「僕が他人と人間関係を構築しにくいのは吃音のせいだ!多感な時期に円滑なコミュニケーションが図れず、そのことが人格形成に影響しているんだ!」と、思っていたのです。

確かに、吃音の影響もあると思います。ただ、吃音だけでは説明できない人間関係(主に仕事上)の悩みがたくさんありました。


・”人”は好きだけど、一日一緒にいると疲れるな。どういう発言をしたら相手は喜んでくれのか、そんなことばっかり考えていたな…

・他人の怒りや悲しみの感情って苦手なんだよな。相手のちょっとした表情の変化やその人の行動、物音が気になって仕事に集中できない…怒らせないように何か聞かれたら思考をフル回転させて正解の回答を導き出さないと。

・「ユキくんは、優しくていいやつなんだけど、どこか壁があるんだよなー」。うん、それみんなに言われる。

・先回りしていろいろと考えるクセ変えたいなー。2歩どころか3歩先まで考えて発言するから飛躍して結局相手に伝わらないし。

・なんでみんな同時に複数のことをやれるんだろう。一つ一つじっくり考えながら仕事をしたいけど、今の環境だとそれは無理だ…落ち着け~落ち着け~全集中!

・不思議だ、こどもたちや親御さんの前だと仕事スイッチが入るのか堂々と仕事もこなせるんだけど、同僚や上司の目があるとパフォーマンスが落ちる…


『これって本当に吃音だけが原因なの?』

モヤモヤはずっと心にありました。

そんなある日、勉強会でHSPの存在を知りました。人よりも過敏に情報や刺激を感じ取ってしまうが故に起きる事象は正に僕のそれでした。


最初に思ったのは「そっかー今までの疑問や悩みはHSP特性からくるものか!こんなに繊細な人間ならそりゃ人間関係疲れるし、吃音もでるってもんよ!」

そして「あースッキリした!ようやくモヤモヤに名前が付いた!よし、これで特性は把握したから、自分が働きやすいように生きやすいように傾向と対策を練るぞ!」

また「せっかくだから、ブログに書いて情報を共有しよう!」でした。

HSPの存在を知り、働きやすい環境を整え、現在は落ち着いて仕事にも取り組めています。身をもって、特性を知ることの重要性と環境を整えることの必要性を再認識する出来事になりました。


ここまでお付き合いいただきありがとうございました。流石に全てを書こうと思うと膨大な量になってしまうのでだいぶ端折りました。今後、少しずつ残せていければと思います。

今回の記事で吃音やHSPに少しでも興味を持っていただけたのなら幸いです。引き続き、発達や特性にまつわる話を書いていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いします。それでは失礼します。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?