ユキ先生@言語聴覚士

小児専門のST(言語聴覚士)/新潟在住/男性/職歴→こども発達支援センター・児童発達支…

ユキ先生@言語聴覚士

小児専門のST(言語聴覚士)/新潟在住/男性/職歴→こども発達支援センター・児童発達支援事業所・放課後等デイサービス/STとして日々感じたことを発信しながら、皆さんと想いを共有できればと思っています。「吃音」「HSP(繊細な人)」当事者でもあります。

マガジン

  • ユキ先生の吃音レジュメ

  • ユキ先生ことばの発達ルーム

    「ことばの発達」に関する話をまとめたものです。療育に携わる方々の参考になれれば幸いです。

  • ユキ先生の吃音HSP経験談

    「ユキ先生」こと「僕」は、STであると同時に吃音とHSPの当事者でもあります。幼少期から吃音を持ち、学生生活、金融機関の営業マンを経てSTを取得、STの仕事を通しての自身に対する違和感からHSPに辿り着くまでの記録です。

最近の記事

【有料販売】吃音に対して気持ちが軽くなるためのレジュメ~低年齢児の親御様向け~

みなさん、こんにちは、ユキ先生です 今回は有料販売になりますが、吃音についての記事になります。 ユキ先生は放課後等デイサービスにて言語療育に携わる傍ら、ことばの教室で親御様向けに吃音講師としてお話に行ったり、新潟県内で吃音児を持つ親御様を対象に吃音相談室を開設したりしています。個別にじっくりと吃音の相談にのり、親御様やお子さんの気持ちを軽くする活動に取り組んでいます。 一方で、どうしても地方ということで来所することができない親御様もいらっしゃいます。 そこで、普段ユキ

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    • 「吃音を受け入れる=”諦める”では無い」受け入れることへの有効性について

      こんにちは、小児専門のSTになって4年目の「ユキ先生」です。 今回は前回に引き続き「吃音」に関する記事です。 「必ず治る治療法はないのか…治すことは諦めて吃音を受け入れて生きていく方法しかないのかな…」 いえいえ、治療法がないから吃音を受け入れることを勧めているわけではないのです 前回の記事で吃音は自然回復することも多いと述べました。逆に言えば、吃音が残りやすい子もいます。そして、就学以降も吃音症状が見られるお子さんは、吃音が残りやすく長い付き合いになることが予想され

      • 「吃音症状のあるお子さんや親御さん」に対する当事者でありSTでもあるユキ先生の想い。

        こんにちは、小児専門のSTになって4年目の「ユキ先生」です。 療育をしていると、吃音症状のあるお子さんに出会うことがあります。 今回は吃音に関するお話です。 「うちの子、最初のことばを繰り返すようになりました。私が怒り過ぎたのが原因でしょうか?」 ユキ先生の見解 吃音の発症のしやすさや吃音が残りやすいかは生まれ持った「特性」による度合が大きいとされています。そのため、吃音は「生まれ持ったもの」という側面があります。 僕も母親いわく3才の頃から吃音が出始めたそうです

        • 「正しい発音へ繋がる」会話の中でユキ先生が意識しながら行っていること。

          こんにちは、小児STになって4年目の「ユキ先生」です。 療育をしていると、親御さんから発音のことについてよく相談を受けます。 今回は発音に関するお話です。 「ユキ先生は子どもに話しかけるときに意識していることはありますか?」 はい、ユキ先生は発音面への影響を意識しながら話しかけています。 小さい子、特に赤ちゃんは可愛いですよね。僕もついつい「しゅごいねー」「ちゅみきあるよー」と赤ちゃんことばになってしまいます。でも、そんなときは「いかんいかん!正しい発音も聞かせてあ

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        • ユキ先生の吃音レジュメ
          1本
        • ユキ先生ことばの発達ルーム
          6本
        • ユキ先生の吃音HSP経験談
          1本

        記事

          「自分の気持ちや考えを伝えることに抵抗があるお子さん」に対するユキ先生の想い。

          こんにちは、小児STになって4年目の「ユキ先生」です。 療育をしていると、自分の気持ちや考えを伝えることに抵抗があるお子さんに出会うことがあります。 今回はそのようなお子さんに関するお話です。 「うちの子、お家だとたくさんおしゃべりするのに園だと無口で…」 「・・・(だって、新しい場所、新しい人、ざわざわした環境。安心できるお家と違ってドキドキしちゃう…それなのにお話をしてって言われても困るよ)」 さて、こんなときユキ先生はこんなことを想います。 そうだよね。ユキ

          「自分の気持ちや考えを伝えることに抵抗があるお子さん」に対するユキ先生の想い。

          STで吃音の僕が「HSP(繊細な人)」特性を持っていることに気が付き、救われた話 ~気付き編~

          こんにちは、小児STになって4年目の「ユキ先生」です。 今日はタイトルの通りです。まずは「ユキ先生」こと「僕」のことを知っていただくためにも吃音やHSPについて経験談を元にお伝えできればと思います。 さて、「吃音」は知っているけど「HSP」って何?という人も多いのではないでしょうか?「HSP(Highly sensitive person)=非常に敏感で繊細な人」のことをさします。 自分がHSPだと認識するまでは、「僕が他人と人間関係を構築しにくいのは吃音のせいだ!多感

          STで吃音の僕が「HSP(繊細な人)」特性を持っていることに気が付き、救われた話 ~気付き編~

          はじめましての記事

          はじめまして。新潟県で言語聴覚士として小児を中心に活動をしています。 大学卒業→金融機関に就職→ST養成校に入学→小児のST、という異色の経歴ではありますが、一般社会を経験してきたからこその視点や想いを胸にこどもたちや親御様と関わらせてもらってきました。 僕自身「吃音」と「HSP(繊細な人)特性」を持っています。 ”話す”ことが怖かった幼少期 ”人間関係”に悩んだ青年期 様々な経験を経てたどり着いた場所が「小児のST」という道でした。 STとして、時には当事者とし

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