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サウンドコースの日々 ~Term4~映画編

音響留学での日々、Term4。
今回は映画サウンドに関して。

Impulse Responseを実際に録音する授業や、5.1ミックスをする授業、ライブラリサウンド利用したサウンド編集をする授業もありましたが、中でもメインイベント的な存在だったのが、
Term3で撮影録音した映画のポストプロダクションをするフィルムコースとコラボ!
台詞編集・アフレコ・フォーリー録音・効果音編集・音楽編集・環境音編集、とポスプロの録音編集部分をグループで役割分担して行いました。

(※サウンドコースのチーム数に対して、撮影した映画の数が足りないため、私のチームのみ過去作品の再デザインという形でした)

最初にもらえる動画Rough Cutを基に、できる範囲で録音・編集開始。
その後Lock Cut入手してからアフレコ・フォーリー録音や、最終的な編集段階へ。

Term4では編集段階までで、その編集した作品のミックスはフリーランスの卒業生が行うという形でした。
(Term5では編集からミックスまで行いましたが、また別記事でまとめてみます)

授業&部屋予約スケジュールの都合でRough Cutでフォーリー収録を始めましたが、Lock Cutで不要な部分や未収録部分が出てきて再収録という二度手間に・・・。
後日現役フォーリーアーティストの方に話を伺ってみると、実際の現場ではLock Cutもらった段階でフォーリー収録するとのこと。
確かにその方が二度手間省けるし、録音時の環境変わらずできるし、効率いいなってのを実感。

Term3の記事でもちょろっと書きましたが、Rough CutからLock CutへのConform作業時に不要な音や追加の音など発覚することが。
ちなみに用語としては、

 ・Rough Cut: 映画の動画を編集して繋げた暫定版
 ・Lock Cut: Rough Cutを基にシーンの長さや配置等を再調整した最終版   
     (※VFXがまだの状態のこともあり)
 ・Conform: Rough CutとLock Cutを見比べながら(タイムコードやシンクポイントで確認しながら)、Rough Cut時に用意した音をLock Cutの映像に当て込んでいく作業

日本の現場では決まった用語なんと呼ばれているのか気になりますね!
ちなみにConformをするソフトウェアなんかもあるそうですが、
(例: http://thecargocult.nz/conformalizer.shtml)
授業では手動でのやり方を教わりました。
何かあった時のためにも、ソフトウェア頼みよりもアナログ的な作業もできた方がよいってのがインストラクターの考え方のようでした。

ちなみに私はこのプロジェクト時に
フォーリーアーティスト/フォーリーエディター/サウンドデザイナー
として携わりました。

3人チームで行い、他2人が行った台詞/音楽/環境音と合わせ混んで、インストラクターから「ここはこうした方がもっとよくなる」「ここは良いね」とアドバイスをもらいました。
各セッションを合わせこむ際、セッションのスタートタイムが異なっていたり、2pop/tail popが抜けていたりとフォーマット揃えるのに手間がかかる部分も。
提出基準フォーマットに揃えることの大切さも実感しました。

Term4のゲーム編についても別記事で書いてみようと思います。


今後も色々と情報発信していきます!

どうぞよろしくお願いします!


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