モヤモヤ、イライラして止められない人へ


モヤモヤしてぐるぐる渦巻く負の感情が止められない。辛いですよね。好きなものも感じられない。些細なことで大きく感情がぶれる。頭でなんとかしようとしてもどうにもならない。私(心療内科を継続受診中)もそんな日々と付き合いながら少しずつ回復してきました。

モヤモヤの原因

もし原因が私と同じなら、おそらく我慢のしすぎです。日常の大小ある怒りや悲しみなどの負の感情を「感じちゃいけない」と押さえつけて押さえつけて、もう耐えられないと心が悲鳴を上げている状態だとまずはご理解ください。

感情のスイッチ

感情って、喜び、悲しみ、怒り、怖れなどいくつかあると心理学的にも言われていますが、スイッチは1つなんです。悲しみや怒りのスイッチをOFFにすると、喜びも感じられなくなる。もしくは薄くなる。楽しいはずのことをしても感じられないのは、感情のスイッチを切っているからです。

「ネガティブはいけない、ポジティブに持っていかなきゃ」と思っていませんか?この一文から「ネガティブな感情を感じることを自分に許可していない」ことが(頭で)理解できるかと思います(納得はできないと思いますし、できなくて大丈夫です。私も最初はそんなもんでした)

負の感情に向き合うこと

心に溜まった山のような未処理の負の感情を感じたり言語化したりすることで、少しずつ感情のスイッチをONにしていくことができます。時間はかかるし、今まで蓋をしていた感情に向き合うことは辛いことでもあります。向き合うのがイヤで蓋をしていたのですから。
しかし、好きなものを好きと感じる自分を取り戻せる喜びや、押さえつけていた負の感情に気付いたときの安堵感は、己に向き合う前では感じられませんでした。

負の感情と向き合う方法

モヤモヤした負の感情が浮かんできたら、なんでもいいからとりあえず吐き出す。モヤモヤイライラしてたら「モヤモヤしたイライラした」ってそのまんま書いてください。紙でもスマホでもPCでも、感じたこと、書けることをそのまま書く。最初はうまく言葉にできませんが、気にせず書いてください。紙にペンでギザギザやぐるぐるを描いてもokです。
(例)なんでこんな気持ちなの、もうイヤ、イライラする、苦しい、辛い、なんで私が、、、、etcetc

目に見える言葉にすることで、負の感情が言語化できます。言語化できれば、自分の中に巣食っていたモヤモヤの正体が分かります。うまく言語化できれば半分くらいは抜けてくれます。

言語化できたとき、モヤモヤの正体がそこに「存在する」ことを認め、客観視することが始まります。大抵はその瞬間涙がドバッと出ます。そのまま自然に止まるまで泣いてください。無理に泣き止まないで、泣かせてあげてください。その涙は浄化と喜びの涙です。見て見ぬフリをして存在を許されていなかった感情が、発見されて喜んでいるのです。
このことが辛かったんだ、こんなことが苦しかったんだ、こんなに痛かったんだ……と泣きながら書いてください。
自然に涙が止まれば、そのまま続けて「ちょっとスッキリした」と書いて続けてもいいですし、お茶飲んで休憩してもいいですし、その日はそこで終わってもokです。
基本はこれの繰り返しです。

少しずつ少しずつ、負の感情を感じることを自分に許せるようになります。
時間はかかりますが、薬より漢方より効いたのはこの方法でした。
ぐるぐる、モヤモヤから抜け出したいなら一度、涙が出るところまでお試しください。

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