人の印象って変わるもんだ

自覚はなくとも、第一印象が悪いらしい。

そんなことに気が付いたのは、仲が良くなった友人・同僚・後輩達から「いやー、最初は怖かった。知ると全然違うけど。」と告白されることが何度かあったから。

その後も、第一印象の話になると、必ず「クールな感じ、切れ者」等、キャリアウーマン(古い?)的な表現が良く出てきて、自分のことではないような、不思議な感覚を持ちながらいつも聞いていた。
でも、それを訂正して歩くのも変。
特に若い頃は、仕事で女の子扱いされたり、ナメられることもあったため、「怖くて上等!分かる人に分かってもらえたら!」程度に思っていた。

でも、この仕事を始めて最初の頃、面談のアンケートに「櫻木さんのような子育ても仕事も両立し、バリバリと仕事をしてきたような人に、自分の悩みは話せなかった」のようなことを書かれ(しかも複数)、そんなことは全くない姿とのギャップに撃沈し、相当落ち込むと共に、第一印象の大切さを身にしみて感じた。

話したいことを話してもらいたい。
それを強く願っているのに、
 そもそも話しにくい雰囲気を醸し出しているって、ダメダメすぎる・・・
 この仕事、向いてないのかも・・・
 見た目の印象と実際に隔たりが大きすぎてプレッシャーが・・・
と、結構悩んでいた。

そんなことから、色んな人にフィードバックやアドバイスをもらい、すごく注意をするようになった。

感情を言葉にも表情にも出すようにした。
ちょこっとした小技、例えば、話している時に腕組みをしないとか、テーブルの下に手を隠さないとか、そんなものも意識するようにした。
持ってもらいたい印象を意識した服装にした。
その他、もろもろ。

最初は、こういう小手先の工夫ってどうなの?と演じてるようで気持ち悪いと思うこともあったけれど、第一「印象」という位だから、周囲の方からのアドバイスの方が効果的と信じ、色々とやってみた。

そうこうして、やっと最近、違和感がなく、むしろ気楽になってきた。


先日、丁度この半年位で良く会うようになった方に、ポロっと「私第一印象が怖いから」という話をしたところ、

「今のゆきさんを見ていて、そんな印象はこれっぽっちもないし、少なくとも私の周囲にいるゆきさんを知っている人は、みんな、そんなこと思ってないです!逆に、衝撃です!」

と、ものすごく驚き、申し訳なくなる程の熱量を持って、全否定と全力説得をしてくれた。
同時に、「人は変われる」なんて色んな人に日々言いながら、昔の自分に囚われている自分にも気づけた。

彼女の圧(笑)が嬉しかったと共に、人って「自分は変わらない」と思っても、アメーバみたいに実は変わっていく生き物なんだよな。
だからこそ、前を向くこと、まずはやってみることって大切なんだな、と思いました。

感謝の気持ちを込めて。

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