生命という場

生物それ自体 実験とも言える

4種類の塩基の羅列を、3個ずつ、この対応ルールでアミノ酸に変換して繋げたら
こんなたんぱく質になるよ、そのたんぱく質が集まって、或いは周りの物質と反応したら、こんな器官や機能が発生したよ。へえ!みたいな。

もし違う対応表だったら、違うたんぱく質ができていたこともあるだろうし、対応させるものがアミノ酸ではない他の物質で、これまた違う何かができていたこともあるだろう。あるいは対応させる元の塩基が4種類じゃなくて5種類だったら、或いは3個ずつ対応させるんじゃなくて4個ずつ対応させたら、もっと様々なアミノ酸を対応させることができるとか。(手近にあるアミノ酸がせいぜい20種類だったから3個ずつに落ち着いたんかな)。
一番再現性が高くて燃費のいいのが繰り返し残って増えてきたんだろう。

もしかしたら、世界のどこかで、ちまちまと、こんなつなぎ方はどうだろう?と名もなきalternative ribosomeたちが活動しているかもしれない。
失敗だらけで、燃費が悪くて、一体それが何の意味があるのかも解らないけれど。

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