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アイドルへのこだわりと柔軟性


皆さんは、
人に言われてやってみてよかったことって
ありますか?

私は、意外と自分の中のこだわりがあったり、
ここだけは譲れないということがお仕事において
いくつか、むしろ割とたくさんあります。


普段から心に決めている、というより
何か起きたときに、

「あ、私はこうしたいなぁ。
こっちの選択の方がみんながハッピーになるんじゃないかなぁ。」

と、ふと降りてくる、ピンとくるみたいな
感覚です。


その選択がもちろん正解だったことも、
不正解だったことも、どちらでもなかったことも
あります。

ただ、自分の中に全くない選択肢や考えを
提示してもらったとき、試してみてよかった!
と思うことも多々あるのです。


今日は私がやってよかった!と思った、
心に残っている出来事を、
お話ししてみたいと思います。



それは、、





髪型。





女子ーーー!!!!


わたくし、AKBに加入した当初。

とてつもなく分厚い前髪。
まさに、海苔の分度器のような。




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どーーん!!!

これ。

この前髪に一切の疑問も抱かず、
むしろ前髪ってこれしかないよね?くらいの
自信を持っておりました。



その後、数年経ち、、。






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前髪を少し分けることを学びました。

ですが、ここで注目していただきたいのは
前髪ではなく、、


その前髪の横に少し出ている髪。。





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この、「触覚」と言われる部分!


分度器前髪を卒業した後も、
この「触覚」だけはどうしても譲れないこだわりでした。


なぜかというと、理由はただひとつ。





顔を少しでも隠して小顔に見せたい!



ただそれだけでした。



約10年程前でしょうか。


この時代、アイドルの方や、AKBのメンバーには
ほとんどこの触覚前髪があったのです。
(今ももちろんいらっしゃいますし、みんなが小顔効果を狙っているわけではもちろんありません!)


自分にどうしても自信が持てなかった私にとって、この触覚は自分を少し隠して誤魔化すための
お守りみたいな感覚でもありました。




この、どうしても譲れない触覚前髪。

ある一言をきっかけに、私はきっぱりやめることになったのです。


それは、私が20歳のときでした。



ふと私の目の前に来た2人の先輩。
私の顔をまじまじと見ながら、一言。



「その横の毛、いるの?」



私は思わず、目を見開き、
唖然としてしまいました。


私が返事に迷っていると、もう一言。





「その髪ないほうが絶対にいいよ!」




そう言いながら、私の触覚を耳にかけて、
無くしてしまったのです。



私にとって、この触覚を無くすというのは、

普段毎日眼鏡をかけている人が、眼鏡を外し、
コンタクトに変える。

そのくらい大きな出来事、
尚且つちょっぴり恥ずかしいことだったのです。



ちなみに、この2人の先輩。




前田敦子さん



大島優子さん



ひゃー!大先輩!!!
(勝手に名前をお借りしました。。土下座。)


この憧れの大先輩2人に、
「無いほうがいい!」と言われ、
私は無論、驚きました。



でもそれより何より、

とてもとても嬉しかったのです。



「顔が隠れてもったいない!」とまで、
言ってくれて、自信のない私に自信を持たせてくれました。


2人はきっと覚えていないと思います。

何気ないアドバイスだったかもしれません。


ですが、当時の私にとっては、
先輩2人からの愛に満ち溢れたアドバイス。


この言葉をきっかけに、私は髪で顔を隠すことを
きっぱりやめました。




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心なしか表情が明るくなったような。。笑


他人から見れば、
大した変化じゃないかもしれません。



でも触覚前髪をなくして、堂々と顔を出すことができるようになった私はとても清々しく、晴れやかな気持ちでお仕事に取り組むことができるようになりました。



それからと言うもの、

自分の価値観やこだわりが全て、という考えを
なるべくなくすようにしています。


私のためを思って伝えてくれている、と
愛情を感じた意見には、耳を傾けよう、と
思うのです。



そして、逆もまた然り。

素直に、
良いなぁ、好きだなぁと思うところは
家族にも友達にもメンバーにもファンの方にも、
関わってくださる皆様にも、
出来るだけ言葉にして伝えたいなぁ、と
思っています。



でも、、、


どちらもなかなか難しいんですよ!!!笑



ええ、願望です。

まだまだ、出来ておりません。




此処に記しておくことで、
変われますように、、と願いを込めて。


では、またお会いしましょう!