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『日本が先進国から脱落する日』:全文公開 目次

『日本が先進国から脱落する日 』円安という麻薬"が日本を貧しくした‼ (プレジデント社)が3月1日に刊行されました。
これは、目次全文公開です。

目次

はじめに

第1章 信じられないほど貧しくなってしまった日本
1.これでよいのか、日本。ビッグマック指数で中国に抜かれた?
2.価格が安いことより、賃金が低いことが問題
3.知らないうちに日本の地位が低下した
4.日本は「アメリカ並み」から「韓国並み」になった
5.円の購買力は、70年代に逆戻りしてしまった

第2章 〝円安という麻薬〞で改革を怠った
1.円安になるのは、経済政策にバイアスがあるから
2.政治は、円安による安易な利益増を求める
3.企業利益が増加する二つのトリック
4.アベノミクスの本質│賃金を下げて株価を上げた
5.分配は重要だが、技術革新も重要

第3章 「安い日本」を理解するための経済指標
1.「総額」か、「一人あたり」か
2.「実質」は重要な概念だが、実体のない架空の数字
3.購買力平価と実質実効為替レート指数
4.ビッグマック指数と購買力平価の関係

第4章 物価が上がらないのは、賃金があがらないから
1.賃金が上がらなければ、高いアパートに住めない
2.日本で物価が上がらないのは、サービス価格が上がらないから
3.コストプッシュ・インフレもあるが、特殊な場合

第5章 日本停滞の原因をアメリカに学ぶ
1.「新しい資本主義」は「資本なき資本主義」 GAMMAと情報処理産業
2.アメリカをリードする「データ資本主義」=「高度サービス産業」
3.賃金も成長率も高い産業は何か? 日米を比較する
4.アメリカでは、従来の産業別分類が意味を失いつつある
5.アップルの年収は7400万円超⁉ 米企業の「稼ぐ力」は信じられないほど強い

第6章 デジタル化に遅れた日本
1.日本の高度教育力はアメリカの7分の1
2.大学の「情報化」が進まない日本で、デジタル化ができるはずはない
3.90年代後半からのIT革命に対応できなかった
4.デジタル化が進まなければ賃金は上がらない
5.韓国は日本より強い経済力を持つ国になった

第7章 亡国の円安20年史
1.2003年から本格化した為替介入
2.アベノミクスによる円安が日本を貧しくした
3.企業にとっても悪い円安になってきた

第8章 日本は1%成長できるか?
1.OECDは1%成長を実現できると言うが、IMFは0・5%だと言う
2.日本政府は、実質2%成長ができると言う
3.経済成長の基本モデル
4.楽観シナリオで深刻な問題を隠蔽する財政収支試算
5.消費税を15%に上げても焼け石に水

第9章 高齢化のピークに向かう―2040年問題の深刻さ
1.分配政策だけでは生き延びられない
2.2040年に向けて高齢化問題がさらに深刻化する
3.人口構成の変化で、社会保障の給付と負担はどう変わるか?
4.一人あたり社会保障負担が4割増える
5.老後生活資金は3000万円必要? 高齢者の9割が賄えない
6.高齢者向けの生活保護費が増大。消費税率を2・5%ポイント引き上げる必要がある

第10章 将来に向かって、いま何をすべきか?
1.50年前は希望の時代だった
2.つかの間の世界最先進国。そして衰退
3.日本は先進国にとどまれるか?
4.第2の敗戦なのに、危機感がない
5.経済原則に反する賃上げ税制は、長期的には賃金を低下させる
6.政府は何をすべきか、何をすべきでないか?
7.劣化した政治を何とか変えられないか

図表一覧
索引


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