【サクッと読める】J2 第14節 松本山雅×ツエーゲン金沢 プレビュー
1. 金沢は最も相性の良い相手
リーグ戦の対金沢戦成績
2016年 J2第15節 2-0○ (A)
2016年 J2第22節 4-2○ (H)
2017年 J2第16節 4-0○ (A)
2017年 J2第25節 4-0○ (H)
2018年 J2第14節 5-0○ (H)
2018年 J2第37節 2-0○ (A)
2020年 J2第2節 0-0△ (A)
2020年 J2第23節 0-1● (H)
金沢は松本のクラブ史上最も相性の良い相手である。すべてのコンペティションを合わせて通算10試合以上を戦っている相手の中で、通算勝率は73%と最も高い。リーグ戦だけに限っても、2018年までは6戦6勝で、21得点2失点と内容面も圧倒していた。
ところが昨季はホーム&アウェイ通じてネットを揺らすことができず、ホームでは初めて黒星を喫している。なかなか決定機を作り出せずにいると、79分にセットプレーからルカオに押し込まれて先制を許した。そのルカオが今は松本に在籍しているのは不思議な縁である。
2. 相性が良い選手は...?
松本に在籍している選手の間でも、対金沢は相性の良し悪しがはっきりしている。
対金沢戦の相性
前 貴之:6試合 2分4敗
田中 パウロ淳一:8試合 1勝1分6敗
篠原 弘次郎:7試合 1勝3分3敗
田中 隼磨:6試合 5勝1分
小手川 宏基:5試合 3勝2分 3得点
戸島 章:5試合 2勝3分 1得点
田中隼磨は金沢と対戦しているのは松本在籍時なので成績が良いのは納得。ただ、いくつもチームを渡り歩いている他の選手で成績にばらつきがあるのは興味深い。
小手川は3得点、戸島は1得点を挙げており、出場した試合は負けなしと非常に好相性だ。途中出場は多いものの、流れを変える切り札として重宝されている2選手。彼らが出場した際には要注目である。
3. クラブ史上最年少ゴールを狙う横山歩夢
3試合連続で先発の座を掴んでいる高卒ルーキー横山歩夢。前節は首位の新潟相手に前半だけで3本のシュートを放つなど、段々と得点の匂いが漂ってきている。特にハーフライン付近でボールを奪って放ったロングシュートは、常にゴールを狙う貪欲さが現れた象徴的なシーンだったし、しっかりと枠を捉える技術の高さも見せた。
仮にゴールを決めれば18歳での得点となり、もちろん松本史上最年少での記録。ちなみに、現在の最年少記録は2013年に犬飼智也(現:鹿島アントラーズ)が記録した20歳98日。横山が記録を塗り替えることがあれば、簡単には破られない偉大な記録となるだろう。超新星がクラブの歴史に新たな1ページを刻む瞬間を楽しみにしたい。
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