【サクッと読める】J2第2節 松本山雅×京都サンガFC プレビュー
長期間の鹿児島キャンプを経て挑んだ開幕戦はスコアレスドローという結果に終わった松本。試合後の会見ではキャンプでの肉体的・精神的疲労もあったとのコメントも見られた。1週間のオフを得て立て直しが期待される一戦はアウェイ京都戦。いくつかの角度から試合をプレビューしていく。
1.対京都は過去14戦でわずか1敗
京都戦の直近成績(リーグ戦のみ)
2012年 第11節 0-0△ (H)
2012年 第30節 1-0○ (A)
2013年 第13節 1-0○ (A)
2013年 第24節 1-1△ (H)
2014年 第8節 2-2△ (H)
2014年 第37節 0-0△ (A)
2016年 第20節 2-1○ (A)
2016年 第31節 2-0○ (H)
2017年 第9節 1-1△ (A)
2017年 第42節 0-1● (H)
2018年 第18節 1-0○ (A)
2018年 第24節 1-0○ (H)
2020年 第14節 2-2△ (A)
2020年 第37節 0-0△ (H)
J参入後リーグ戦での対京都成績は6勝1敗で引き分けが7つ。松本にとってリーグ戦で過去1敗しか喫したことのない相手はいくつかあるが、今季同カテゴリーを戦うクラブに限ると京都もそのひとつ(他に調べたら金沢・水戸・山口・愛媛とかも)。要するにお得意様なのである。
さらにアウェイに限れば4勝3分で未だ無敗という松本サポが歓喜したくなるような相性の良さである。場所が西京極から京都スタジアムへ変わった昨季もセルジーニョの1G1Aの大活躍で勝点1を持ち帰ることに成功。
そういえばセルジーニョ水色のユニが見慣れなさすぎて二度見した(正直緑のほうが似合ってると思....ゴホンゴホン)。嘘だよ、元気にやってくれることを祈ってる。
2.松本にとっての天敵チョウ・キジェ
チョウ・キジェの対松本成績(リーグ戦のみ)
2012年 J2第13節 湘南 1-1△ (H)
2012年 J2第22節 湘南 1-1△ (A)
2014年 J2第5節 湘南 4-1○ (A)
2014年 J2第30節 湘南 1-1△ (H)
2015年 J1(1st)第17節 湘南 3-2○ (A)
2015年 J1(2nd)第10節 湘南 1-1△ (H)
2017年 J2第15節 湘南 2-1○ (A)
2017年 J2第26節 湘南 2-1○ (H)
2019年 J1第7節 湘南 1-1△ (H)
1つ目に松本サポにとって嬉しいデータを持ってきたところで、2つ目は逆に少し嫌な情報を。今季から京都の新監督に就任したチョウ・キジェ氏は松本にとって天敵と呼んでいいくらい非常に相性の悪い相手。過去リーグ戦でチョウ・キジェ率いるチームに松本は一度も勝利したことがない。2015年の天皇杯での勝利が唯一で、リーグ戦に至っては引き分けるのがやっとという成績である。
松本は監督が柴田さんに代わり、チョウ・キジェ監督は指揮するチームが湘南から京都になり、互いに状況は変わっている。開幕戦の京都の試合を見る限り、現時点では湘南時代のような圧倒的な走力で相手を飲み込むようなサッカーは展開しておらず、どのような試合展開になるか読みづらい部分も多い。しかし、1週間という期間は名将にとって松本の弱点をあぶり出し、対策を練るには十分すぎる時間だろう。開幕戦をもとに何かしらの策を講じてくる可能性は高い。
3.京都に強い小手川宏基
小手川宏基の対京都成績
12試合4得点
2013年 北九州 1得点
2017年 大分 1得点
2018年 大分 2得点
今季加入した小手川宏基は京都に対して相性が良い選手の一人だ。彼のキャリアで最もゴールを奪っている相手はロアッソ熊本(5得点)だが、次いで京都が来る。
2018年ホームに京都を迎えた試合で2得点を挙げてチームを勝利に導いた活躍はめちゃくちゃかっこよかった。特に2点目のゴールは、自身が引いて受けることで作り出したスペースに3人目の動きで侵入。楔のパスを一度受けてから動き直す、出した後に止まらない連動性と効果的なオフ・ザ・ボールの動きなど彼の良さが凝縮されていた。
開幕戦で攻撃に停滞感が漂った松本。ライン間で顔を出しながら、最後はフィニッシュまで絡む一連の小手川の動きには要注目だ。
4.横山歩夢バースデー
試合の3日前、3月4日は横山歩夢の18歳の誕生日。先日の開幕戦でも途中出場で決定機を2度迎え、一人気を吐いていた。クラブ最年少出場記録を塗り替えた新進気鋭のアタッカーは、自身の誕生日をプロ初ゴールという形で祝うことできるだろうか。
Twitterもやっておりますので、よろしければフォローお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?