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枯渇

いつからこんなに心が乾いてしまったのだろう。

人と日常会話ができない事が、
こんなにも辛くて、悲しくて、情けないだなんて知らなかった。

一緒に住んでいても私に声がかかる事はない。

私の声は聞こえているのかもわからない。

一緒に住んでいても目を合わせない
共有空間では入れ違いに出ていってしまう。

恐る恐る声をかけるのも、背中越しだ。

知り合って何年だろう。

優しい人だと思ってた。
私ができないことに手を差し伸べてくれる人だった。

変わってしまったのは私のせいなの?

病気で何もできない私を
「一緒にずっといよう」
そういってくれたのは、私の思い込みで妄言だったのか。

私が無理強いして強要したんだろうか…。

私は、病気の影響もあって
相手の言葉を一言一句覚えていることはできない。

でもね、自分の絶対って決めたことは守ってるよ。
心にも思わない、発想することも無理なら
そういう言葉は出てこないんじゃないのかな……。

私は治らない病気だし、
日常生活にも助けがいる。
こんな私を、いっときでも好きになってくれたんだよね。

とても温かい気持ちに満たされてとても幸せだったの。

それがどうして、今みたいになってしまったのか…

お互い様な事はたくさんあるんだと思うの。

あなたの身体も心も、これからのことも心配だけど

私はとてもとても疲れてしまった…

反応のない相手に
自分ができる精一杯でご飯を作って、
勇気を出して声をかけて、
返事が返ってこないと覚悟していても
やはり落ち込んでしまうよ。

私の気持ちの拠り所をどこに持っていけばいいのかな?

私は病人で、家からも通院以外出られなくて、
好きなことも何もかもできない人生になってしまった。

したい仕事もできない。
私を作り上げた何もかもが今はなんの役にも立たない。

私の心がカラカラに乾いて、
全てをなげうって
人生までもなげうってしまうには充分だと感じてる。

あなたの心はどうですか?

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