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【歯並び日記⑮9月の調整日】

37歳で始めた歯列矯正の記録用日記です。人体の不思議をしみじみと感じる歯列矯正の世界。歯の浮いたようなセリフ、歯にものが挟まったような言い方・・・などの慣用句って、言い得て妙。まだまだ違和感を拭いきれない口腔内は毎日が、「歯うき」「歯にはさ」の歯列矯正ライフ、しかと書き留めていきたいと思っています。ペースダウンしてるけど細々と続けます。
前回の記事はこちら。

【9月 ヘクトパスカルにおののいた】
悪天候も多く、台風のニュースに心痛めることも多かった9月。
夏の終わりの台風って、涼しさを運んできてくるけど、「過去最大」と声高に叫ばれるヘクトパスカルにおののくのは心臓に悪かった。
飛散物になりかねない庭のあれやこれやをしまって、念のための避難準備をして(夫は職場の要請で木の枝舞い散る大雨の中を夜間出勤)、子どもたちと過ごした不安な夜から早半月(中国地方にも影響のあった台風14号の時)。

さ、本題の歯列矯正のこと。台風からさらにさかのぼって、9月初旬。
慣れたもんで、心なしか受付の方や歯科衛生士さんと馴染み感がうっすら。
今回伝えるリストは以下。
・右下奥歯のワイヤーが伸びて(歯の移動に伴って伸びた?)歯茎がチクチク痛いこと。

今回は歯科衛生士さんと一緒に現れた医師がはじめにチェック、自らパワーチェーンの交換をしてくださった。
かけてすぐにぐいっと歯が引っ張られている感覚発生。
聞くとゴムはこれまでと同じもの。かける場所を追加したとのこと。
これまでノータッチだった右下1番2番、左下2番もパワーチェーンの仲間に加わった。
右上3番は唇側から金属のバネで引っ張る。6番リンガルアーチのリングにつなぐ。
伸びていたワイヤーが歯茎に刺さっていたので短めにカットしてもらった。

医師の説明は簡潔。
またもや今夜あたりから下の歯が痛むかも。歯が動くスピードは標準くらいですね。今後もこんな感じで地味な調整作業が続きます。とのこと。
下の歯はまだワイヤーにさえ通っていない歯もあるのだけれど、この位置で無理にワイヤーにはめると違う向きに動いたりブラケットが外れたりするのでじっくりいきますよと。
分かりました。ついて行きます、先生!
スムーズな調整で30分もかからなかった。次回の予約をとって帰宅。
受付の方のインフォメーションによると、次々回はクリーニングも行うため、所要時間が1時間かかりますとのこと。装置の隙間の磨き残しが気になっていたので、ぜひピカピカにしてもらえればと、ちょっと楽しみ。

帰宅後に鏡をのぞくと。右上犬歯とリンガルアーチををつなぐバネって予想以上にバネ。いかにもほうれん草がトルネードダイブしそう…
不安になりつつも、犬歯を思い切りひっぱっておくれやす、とバネにさえ愛着を感じる始末。

そして数日。下の歯の痛みは強めに現れたのだった。
レタスをかじって激痛、きゅうりをかじって激痛。
かじる系の動作に絶望感が漂う数日間を送った。
野菜ジュースをごくごく飲んで、足りない栄養を補う作戦も板についてきた。

さらに時間が経過。新たにパワーチェーンをかけた歯が、じりじり動いている。ちょうど大移動しているタイミングなのか時折、下の歯の歯がゆさがMAXになることが。本当に歯が浮く。
鏡を見ると下の歯がほぐれてきているのを実感。今まで、所せまし!と折り重なり合ってせせこませせこましていた歯の間に隙間~。感動。
10月の調整日まで沢山動いてくれますように。前向きな気持ちで過ごせている。
つづく。

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