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埼玉12区、与野党若手議員同士の一騎打ちどうなる!? #23 【選挙解説】


①埼玉12区のエリア

  • 熊谷市

  • 行田市

  • 加須市

  • 羽生市

②与野党一騎打ちの構図か?

自民候補は野中 厚候補で埼玉県議を2期務めた議員です。茂木派所属で現在は4期目の農林水産副大臣を務めています。
対するは同じく埼玉県議出身の立憲候補の森田 俊和議員です。現在は2期目です。
今回は野中候補と森田候補の一騎打ちとなります。
森田氏は立憲若手議員が構成する直諫の会の一員で、2017年の衆院選でも保守層のカラーを意識している野党議員です。
これ分からない人も多いでしょうが「3:6:9」の法則が深く関わっているんです。
保守層を全体の3割を自民党から奪い、6割は無党派層を固め、9割は所属政党で固めないと野党議員が勝てないと言われています。
だからこそ自民党は強いです。
特に現状の立憲が抱えているのは自民が極右なら、立憲は極左の支持を固める議員も多く、これは衆院と選挙制度の違う参院の方で多いでしょう。
だからこそ野中氏は野党でありながら自民に近い考えも示し、保守票の獲得も意識している代議士なのです。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。
なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。


立憲【現職】 森田 俊和候補(48歳)[2期]
自民【現職】 野中 厚候補(46歳)[4期]

④鍵を握るのは日本共産党

今回の選挙戦でカギになるのは日本共産党です。2017年の選挙を見てみると、自民候補の与党票よりも野党票が上回りました。
つまりリベラル票をものにできれば、次も森田氏が勝利する確率が高いかもしれません。
なぜなら次の選挙では立憲は候補者調整のみにとどめ、共産党との選挙協力をしないと明言しています。
そして今回もまた新たな動きがありました。
なんと本日、立憲の若手議員の直諫の会が立憲の次期代表戦に候補者を擁立すると発言したのです。これは旧民主党政権のイメージがつき、今の立憲執行部の多くが民主党時代の方であり、泉代表も当時の政務官なのです。
さらに以前お伝えした岩手3区の小沢氏や茨城7区中村氏は15回以上もの当選回数を重ねた非常にベテランの代議士です。
もちろん立憲の衆院議員は今は若手も増えていますが、それでも執行部の対応への不満は小沢氏を含む共産との協力を模索する派閥や若手にも不満があるということです。
だからこそ日本共産党が候補者を擁立した場合は、再び自民党に有利になり議席奪還の可能性もあります。
これはまた面白いですね!!!


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