岩手1区 小沢大国の希望、議席を死守できるか? 自民党との最終決戦 #6【選挙解説】
①岩手1区のエリア
・盛岡市
・紫波郡
岩手1区は政治界隈でお馴染みの小沢一郎王国の地盤です。
②小沢王国vs自民党の攻防戦
まず岩手では政変が起きています。
一体何が起きたのか?次の図を見るとわかりやすいでしょう。
まず岩手3区選出の小沢一郎氏は現在の衆議院内で当選はなんと18回を誇ります。
自民党の幹事長だったり民主党の党首や幹事長と与野党ともに経験した人物で、小沢氏に憧れを抱く議員も国会内では多いです。
それほど強い人物が2021年の第49回の衆院選挙で敗れたのは衝撃的なニュースでしょう。
その小沢王国が現在、このようになってしまった今、もし現職の達増知事が落選してしまえば少なくとも岩手中の野党系議員に衝撃は走るとも想定されます。
③候補者紹介(予想される顔ぶれ)
ここで候補者を紹介いたします。
なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。
立憲【現職】 階 猛候補(56歳)
自民【新人】 米内 紘正候補(55歳)
今の所確認できたのはこの二方ですが、今後も増える可能性もありますので十分動向を注視して参ります。
④達増知事の地盤で民主党強固の牙城
まず1区は達増知事の衆院時代の地盤であって、現在は階猛議員(6期)の地盤です。自民党の政権奪還時も階氏は議席を維持しました。
そのため仮に小沢王国の衰退が見られても、1区自体に影響するのはそこまでではないと思います。
一方で日本共産党や維新の候補者が立てばまだどうなるかわかりませんが、自民党は米内氏を擁立するそうです。
米内氏は岩手県議会議員で米内光政元総理大臣のひ孫にあたる人物です。前回、落選した自民党の高橋議員後継者として1区で戦うことになりそうです。
ただ階議員はここ2回は八万七千票も取っていて、前回の衆院選は共産党とも戦いながらもその票数で自民党候補の比例復活を許さないほどですから、1区は例外との見方もできます。
いずれにせよ岩手1区の有権者の判断に注目です。
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