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論功行賞とお友達内閣について思うこと


結論、一概に否定できるものではない

まずお友達内閣や人事については、どうしてもこの世に派閥や政策集団というものがある限りは、早急に変えられるものではありません。

なぜならば党首になるには、多くの議員の支持が必要であり、支持には常に見返りを求めてしまう人間の嵯峨があるからです。もし時の総裁や代表、総理がルーレットで大臣を選べたら苦労はしませんが、むしろそれは任命権者としての責任はないでしょう。

つまりどうしてもお友達内閣は避けられないのです。

【石破内閣の場合】
①平デジタル大臣
②村上総務大臣
③岩屋外務大臣
④中谷防衛大臣
⑤赤沢経済再生担当大臣

しかしこれまでの総裁選で違うのは初回投票と決選投票で石破総理と高市氏は議員票を真っ二つにするような肉薄な接戦だったために、今回の論功行賞が目立つ人事は高市陣営や支持者にとっては失礼でもあると感じています。

仮になかなか決断しづらくても、閣内の副総理や幹事長であれば、党としてはイメージはよかったものの、反安倍の急先鋒の村上総務大臣の起用は反発避けられないものでしょう。

菅副総裁や小泉選挙対策委員長、林官房長官、森山幹事長、いずれも仕事のできる方であり、議員間の付き合いが上手い方ではありますが、高市氏との距離は当然あります。

そして石破内閣で今回登用された石破Gの議員さんは、おそらくポストでは足りない冷飯を味わってきた方であり、主流派としての立ち振る舞いができるかが課題でしょう、

特に平デジタル大臣、赤沢経済再生担当大臣、橘官房副長官の3名に対しては期待したいと思います。

立憲にも論功はあるが、、、

もちろんこちらの声もございます。ただ難しいのは立憲は役員に刷新感を多く登用し、一方で戦った枝野元代表や泉前代表をそれぞれ最高顧問や常任顧問にしたことです。

幹事長は小川淳也氏、政調会長は重徳氏、いずれも野田候補を支えた議員であり当選5回以下です。

一方で自民党は安定感が目立つだけに、4回生の衆院議員と40代が石破内閣には1人もいないのです。役員には小泉選挙対策委員長がいますが5回生です。

林官房長官は衆院1期ですが、参院では5期勤めたベテランでもあります。

したがって石破執行部は立憲の執行部と矛盾して刷新感ではなく、安定感を重視した疑似政権交代ともいえるでしょう。

与党が友達人事を辞めるには

与党がもし友達人事を辞める場合は、党職員による評価制度やAI人事システムの導入、さらに当選回数生との集まりの強化が必要でしょう。

また入閣待機組を集めた政策評価プロセスや部会長、国会での理事などの希望職の調整を総裁でなく、総裁特別補佐を筆頭とした人事を行っていくことです。

立憲は99名の衆院議員がいて、自民には257名の衆院議員がいます。したがって、それらを総裁が一挙一動監視して評価するのではなく、党首と執行部、OB、外部のガバナンスの4者でしっかりと判断するのが好ましいのではないか? 

しかし政治改革の決着はまだ遠い、

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