勇敢な市長の去った町、安芸高田は誰の手に?
安芸高田市長、1期で去る
石丸市長は都知事選に出馬します。
それに伴い、次の安芸高田市長選は不出馬となりました。
そのため次の市長選では果たしてどうなるのでしょうか?
石丸市長と議会の衝突は継続か?
まず安芸高田市長がなぜ注目されるようになったのか?
それは石丸市長と議会の衝突がSNSでバズってしまったのです。
広島県安芸高田市の公式チャンネルは
26.4万人のチャンネル登録者がおり、
自治体No.1の登録者数を誇ります。
なお石丸市長の誕生の背景には
河井夫妻の選挙買収疑惑にあります。
【河井夫妻選挙買収事件】
2019年7月21日の第25回参議院議員通常選挙の広島県選挙区において立候補していた自由民主党の河井案里を当選させるため、その夫であり自由民主党の衆議院議員でもある河井克行が、案里と共謀して大規模な買収行為を行った事件。
なお同じ自民党候補でも、溝手 顕正が受け取ったのは1500万円で、
河井案里氏は1億5000万円だった。
これに伴い、広島県議や市議、市長が大量に辞職
安芸高田でも議長、副議長、市議の3名が合計40万円を受け取るなど、
大変大きな混乱がありました。
その結果が広島で政治とカネによる政治不信が芽生え、
菅政権時の参議院広島再選挙では
自民が敗北する結果となりました。
石丸市長は議会で居眠りをする議員をSNSを通じ
発信して注意することで、
世論を味方につける戦略を取りました。
一方で議会側は予算案に反対したり、
市長の解任にまで発展する可能性があるなど
騒動が悪化したこともありました。
地方自治体の首長についての市政や県政は
個々様々であり、述べさせていただくことは控えますが、
少なくともネット民の人気の高まりが、
安芸高田市民にとってはメリットであったかは、
一概には比例関係とはいえないのではないか?
だからこそ石丸市長がもし次期安芸高田市長選挙に出馬され、
市民の民意を確認できるならば、
その市政に対する評価の証明となります。
しかし出馬されないとなると、石丸市長が後継の市長を指名しない限り、
石丸市政についての評価の是非がつけられない。
次期安芸高田市政とポスト石丸の存在
安芸高田市の次期市長選挙について
紹介したいと思います。
まず過去数回の市長選挙について、
説明しますね。
【安芸高田市長選挙】
平成24年4月8日
無投票再選
平成28年4月10日
浜田一義:6,973票(当選)
やまね温子:6,498票
有田清士:748票
令和2年4月12日
無投票当選
令和2年8月19日
石丸伸二:8,076票(当選)
竹本みねあき:5,344票
過去2回の無投票での当選がなされていることが
特徴ですね。
仮に市長選挙が今回行われた場合、
当選は6500-7000票がボーダーラインかと思います。
現在、30代の民間の社長と50代の元郵便局長の二人が立候補の意思を示していますが、現職の市長側と議会側がそれぞれどの候補者を推すのか?
今後、注目ですね。
少子化対策を絶賛された泉房穂の後継は?
安芸高田市もそうですが、やっぱり注目されたカリスマ市長と市外に言われる
市長が退任された時に、後継が前任者と比較されることは
当然あります。
例えば昨年の春に政府が異次元の少子化対策を発表された時に
兵庫県の明石市が少子化対策で注目されました。
少子化対策についてはこちらの東京MX様のニュースが
的確にまとめられていましたので、一部引用されていただきます。
その当時の明石市長は泉房穂氏です。
泉房穂氏は明石市の市長として有名ですが、
その前のキャリアとしてNHKやテレビ朝日でも
働いています。
そして衆議院議員も民主党の一員として1期務められ、
明石市長は2011年から約12年ほど務められました。
逆にいえばこれほどカリスマの実績を残し、
4期当選された市長が退任されたことで、
明石市はどう変わったのでしょうか?
少子化対策は継続も、ソフトな市長誕生に
泉房穂氏の後継である丸谷市長は
どちらかといえばソフトな市長です。
まず少子化対策の路線は継続された一方で、
泉市長が神戸市長との間の溝は
丸谷市長によって改善されているといえます。
詳しくは読売新聞オンラインに書かれているので、
よければぜひ!
前市長の路線が継続された場合、
安芸高田市にとっても、石丸氏よりもややソフトな市長が誕生する
可能性があるかもしれません。
路線継続できなかった武蔵野市長
一方で市長の路線を継続できなかった自治体もあります。
それは東京都の武蔵野市です。
武蔵野市では約20年もの間、非自民系の市長が
当選されてきました。
松下玲子前市長も2期当選され続けていました。
また衆議院議員も元総理大臣の菅直人氏の地盤であることも
あり、ご子息も武蔵野市で市議会議員を務められています。
そのような武蔵野市で市長のポストを自民系に奪還されたことで、
今回は知名度のあるカリスマの市長が、
路線変更された場合のケースも伝えたいと思います。
自民系市長の誕生で外国人参政権は凍結へ
今回の市長選で前市長の松下玲子氏の後継者が敗れたため、
武蔵野市はねじれ議会となりました。
【与党】
自民、維新
【野党】
立憲、共産
【中立】
公明、ワクワクはたらく
【無所属】
無所属
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