「1番(トップ)」にこだわるあなたへ。

女性の生き方を描く映画、東京女子図鑑

人にすごいと思われたい女性を描くこの映画を見て、いつのまにか
人に認められたい、人からすごいと思われたい 承認欲求が薄れていった自分自身に気付いた。

楽になったな、と思えた自分がいた。

物心つく時から「1番」にしかこだわってこなかったこの私が。

思えば、自分は小さな頃からとことん
1番にこだわる、1位(トップ)を取ることに喜びを感じる人だった。

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自慢したかったわけではない。
平然とトップ、1番である状態を装う自分に満足していたのかもしれない。
心の中には、それぞれ「この子だけには負けたくない」と思うライバルはいた。当然。

20代後半。社会人になって久しぶりに1番をとった。
ずっと憧れて、目指し続けてきたことで。

でも、別に何かが変わるわけではなかった。
おめでとうと言ってくれる人はいたけど、リップサービスのように感じた。

その途端、1番の価値とは?を考えるようになった。

私が掴み取れた1番の結果。
人によっては紙切れみたいなものだった。
(ダンスとは無縁の私が、ダンスコンクールの1位という結果に何とも思わないように)

結果も大事、だけど努力してきた過程の方が自分にとって意味のある時間だったと気付けた。

私は、他人の尺度じゃなくて自分の尺度で生きたいと思い始めたのです。

今でも1番にこだわる快感はある。
他人に認められて嬉しくないわけはない。
でも1番を取れた喜びよりも今は
1番を取るという目標を達成できた喜びの方が強い。

もうすぐ、私のライフステージは変わる。
個人がしのぎを削る、競争社会のクリエイティブ業界。
仕事で結果を出したい欲は変わらない。

誰とも戦わず、
自分と戦い続けてトップを目指したい。
(けど自分の境遇が変わるから、
いつの、どんな状態の自分と戦えばいいのかは悩む)

さて、どんな生き方しよう?
1番にこだわるあなたへ。
1番とは、どの世界の1番ですか?
こだわり方を変えると、すっごく生きやすくなりますよ。

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