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この本がよい「見るだけでわかる!ビジネス書図鑑」

今日はこちらの本を紹介します。

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見るだけでわかる! ビジネス書図鑑
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊 1900円税別
グロービス著
グロービス経営大学院教授 荒木博行 執筆

この本は、色々なビジネス書のエッセンスを分かりやすく手書きイラストを交えて解説しています。一冊のビジネス書につき、解説に割いているのは5ページ。新書版の物ならともかく、「サピエンス全史」など、あのボリュームが5ページでまとめられているのには驚きです。

本書は35冊のビジネス書の内容を紹介しつつ、「それを自分の仕事でどう活用するのか」という示唆をまとめた内容になっています。
まえがきより

選書の基準は、「とっつきにくいけど奥深いもの」としています。
基本的には「評判は高いが手に取りにくい書籍」を選んでいます。

まえがきより抜粋

ビジネス書においては王道というべきものから、最近話題のもの、直接ビジネスには関係のない領域の物まで、幅広く説明されています。
「書名は聞いたことあるけど、何か難しそう…。」というビジネス書があれば、この図鑑で予習をしてからいくというのもおススメかもです。この図鑑を読んでいるのとないのとでは、多分理解度に差がつくと思います。


まぁ、一番よくないのが、この図鑑を読んで「ビジネス書全部読んだ~!」な気になってしまうということですが。


この本では、ビジネス書の内容の解説だけではなく、「本の読み方・使い方」という事にも触れています。
本を"読む"事ばかりに意識をしているだけでは、頭に残らないし、内容を実践することもできません。それでは読書に費やした時間が無駄になってしまいます。(暇つぶしに、というなら話は別ですが)

なので、著者は「読書プロセスを見直そう」ということで、読書における4つのプロセスを「4階層ピラミッド」と名付けました。

それは、「広げる」「読む」「残す」「変換する」の4階層のことを言います。

詳しい内容は、本文に譲りますが、ユキノジもアナログで「残す」というのはちょこちょこやってますが、このプロセスをやるだけでも脳内への残り方が全く違います。
この「4階層ピラミッド」についてはわずか8ページしか割かれていませんが、もしかしたら、ビジネス書解説ページより大事な所かも知れません。

ビジネス書の要点が知りたい方、新しい読書スタイルを模索している方は是非どうぞ。


おまけ

紹介されている35冊の中で、たった1冊、ユキノジが実際に読んだものが含まれていました。

自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー・インスティチュート 著 
金森重樹 監修 冨永星 訳

1月頃、図書館に行った際に、新書コーナーに置かれていて、タイトルにある「箱」というフレーズに興味を惹かれて借りました。

ざっくり本の内容を説明すると、「自己啓発本」に近いのかな…。
その頃、ちょっと人間関係で色々あったので「なるほど」と思えるフレーズが沢山ありました。

雰囲気が「アメリカン」

ただ…、原文がそういうシチュエーションなのか、訳者さんのセンスなのかは分かりませんが、本全体を通しての雰囲気が、ちょっと前の月9ドラマ「SUITS/スーツ」のノリなんですね。

いわゆる「アメリカ~ン」な「ビジネスマ~ン」の雰囲気っていうんですか…、肩をすくめてお手上げポーズをとっているようなアレです。お笑いの、なだぎ武と友近のネタというと分かりやすいでしょうか?

本文を読んでると、なぜか織田裕二・鈴木保奈美・小手伸也が登場しているシーンが脳内再生されるので、困りました。(オイオイまいったね、私だけだとさ←雰囲気出してみました)

こちらも、興味のある方はぜひ。


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