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夫のピザ作り ふかふかのピッツァ・アル・タリオ

ふかふかと厚みのある柔らかいピッツァ生地。お馴染みの大きな円形で薄くてサクッとクリスピーに焼き上げたピッツァとはちょっと、いや、だいぶ趣が異なりますね。オーブンの天板を使って四角く焼き上げて、それをさらに四角く切り分けるのです。ちょっと面白いでしょう?

イタリアでは普通のピッツァをそのまま小さくしたような手のひらサイズの「ピッツェッテ」や、四角い形に切り分けた「ピッツァ・アル・タリオ」がパン屋さんやバールなどで売られています。お惣菜を売ってるお店などにもあります。※ピッツァアルタリオは座布団のように大きな四角から希望の大きさに切り分けてくれる切り売りスタイルのお店もあります。
小腹が空いた時に、おやつ代わりに、簡単な夕食として、気軽につまむものといった感じです。美味しいピッツェリアが至るところにある(とは限らないかな⁈本当に美味しい店、お気に入りの店はちょっと遠くにある場合も)本場イタリアにおいて、一般的なピッツァよりもこれらの小さなピッツァはとても身近なものと言えるでしょう。


今回紹介する夫Rのレシピは、発酵時間を長めにして、本場のものよりもかなり柔らかくふかふかの生地になっています。軽い食べ応えのやさしいピッツァなのでお子さんにも喜ばれると思います。


材料

生地 天板1枚分
・強力粉 350g
・砂糖 15g
・塩 9g
・ドライイースト 冬場は6g、夏場は3g
・水 260㏄
・エキストラバージンオリーブオイル 10㏄

具材
・ミックスチーズ 100g
・ツナ缶 1缶
・卵 1個
・白ネギ 1本
・水 40㏄
・エキストラバージンオリーブオイル 10㏄
・マスタード5g ※甘みのあるタイプを推奨
・しょうが みじん切りにしたもの1gほど

作り方

1.卓上ミキサーで強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを混ぜ合わせて、ミキシングしながら少しずつ水を加えていく。5分程回したら、次はオリーブオイルを加えていく。さらに5分程ミキシングする。

2.生地をトレーに移してラップをかけ合計4時間発酵させる。途中2時間経ったところでパンチングする。パンチから1時間経ったところで、オーブンペーパーを敷いた天板に移し入れる。水分多めの柔らかい生地なのでへらを使うこと。手を少し濡らして生地を押し広げる。これを乾燥しないようにオーブンの庫内で残り1時間醗酵させる。
この長い醗酵時間を利用して具材を用意しておく。ネギは小口切りにする。ネギが太い場合半月切りに。ボウルに切ったネギとその他すべての材料を混ぜ合わせて、ラップをしていったん冷蔵庫に入れておく。

3.庫内から発酵中の生地をオーブンペーパーを持ち上げるようにして取り出し、天板だけ庫内に戻してから予熱を始める。温度は250℃
オーブンが温まったら、生地の表面を水でちょっぴり濡らしてから5分間焼く。オーブンから出したら生地を取り出して天板はすぐにまたオーブンに戻す。※天板の温度を下げないため。
用意した具材を生地の上に広げて、再度天板に戻して12分焼く。時間は様子を見て調整すること。もし、オーブンの機種によって300℃まで設定可能なら300℃で生地だけ3分、具材をのせて7~8分焼くとよい。


パン作りにお菓子作りにと大活躍の卓上ミキサー。本日も登板。

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夫Rレシピのピッツァアルタリオの生地は柔らかめです。

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捏ね上がった生地をトレーに移して発酵スタート。ラップかけるのをお忘れなく。

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生地を発酵させている間に具材の準備。

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材料を混ぜ合わせたら冷蔵庫にて待機していただきます。

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生地の発酵2時間経ったところでパンチします。写真はパンチ後の生地。再度ラップをかけてさらに1時間発酵。

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時間が来たらオーブンペーパーを敷いた天板に移して、

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押し広げます。これをオーブンの庫内にてもう1時間発酵させます。

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そして計4時間の発酵を終えた生地がこちら。

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表面をかるく水で濡らしてから、250℃のオーブンで5分焼きます。

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5分だけ焼いた生地。こちらに具材をのせていきます。

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具材をのせて広げます。これを再度250℃のオーブンで12分焼きます。

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焼いている間にも得も言われぬ美味しそうな香りがただよってきます。
チーズと卵とツナという間違いなく美味しい組み合わせに、ネギとしょうががアクセントとなり、さらにはマスタードが食欲をかき立てる香りを増幅してるようです。

焼き上がりました♪ ドライオレガノをパラっとふって。

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いざ、切り分けようぞ (`・ω・´)シャキーン

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見た目の主張は強くありません。それが逆に期待を高めているような…

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厚みのある生地でふんわり優しげな雰囲気。

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伝わるでしょうか? このふっかふかの質感。

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夫R曰く「ゆっくり発酵させたので食べた感じが全然重たくない!軽い!この生地はめっちゃオススメ♪」

具材にネギとしょうがを入るのもこの季節ならではでしょうか。寒い時期に嬉しい、体を温める食材ですから。
ご存じの方も多いと思いますが、、
生の生姜は成分のジンゲロールによって血行を促進し、体の表面を温める代わりに体内温度が下がります。強い殺菌力もあります。そして加熱するとこのジンゲロールがショウガオールという成分に変わり、体を芯から温める効果が生まれます。詳しく知りたい方はどうぞご自身で調べていただきますよう。

お好みでツナをソーセージやベーコンに置き換え、もしくはプラスしても良いでしょう。どうぞご自由にアレンジを楽しんで。


また週末がめぐってきましたね。一週間の過ぎるのが早いこと(汗)
こんな感じで「気がついたら暖かくなってたな」ってなるといいのにな。

どうぞ皆さま健やかに、楽しい週末となりますよう。

早く春が訪れますように。

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