気づいたら一ヵ月で8万字の小説を書いてた

2月1日~3月4日までの約一ヵ月間に気づいたら8万字の同人誌を作ってました。(概要)

どうしてこうなった?

発端はこの本を読んで、しっかりプロット組んで小説を書こう、と思ったことでした。

この本では、ひとつのお話を15のビートに細分化して物語を作っていく方法が紹介されています。とても分かりやすく、そして魅力的な書き方をされており、軽率に「わ~私でもできるかも! やってみよ♪」となってしまったんですね……。

ちなみにこの本、色々な有名作品を分析して、ビートの役割などに則って解説してくれているので、読み物としてとっても面白いです。これからも長編を書くときは読もうと思ってます。買ってよかった!

進捗日記

※ここからは自分のツイッターをさかのぼりながら、なにしてたかなぁって思いだしてます。日記です。

2月1日 プロット組んだら10場面以上出来上がったとほざいています。誰だ最初に「3万字くらいかな♪」って言ってたの。ちなみに最終的には28場面になってました。(数えた)

~6日 この時点で1万字ちょっとでした。まさか8万も書くと思ってなかったから、2割くらいできた! って言ってます。この時期は、一日に500~1000文字くらいしか書いてなかった気がする。こんなスローペースだからあとで地獄を見るんだぞ私……。

10日 

で書いた舞台の円盤のCMが急に投下されてビビり散らしてます。原稿しろ原稿。ちなみに前の記事のカバーを入稿したのもこの日でした。夜に「3000字書いてえらすぎん!?」って騒いでます。あとで痛い目を見るとも知らずに……。

12日・13日 イベントがあって遊び呆けてました!たしか500文字くらいずつしか書いてなかったと思う……。

14日 違う作品の推しが誕生日で、フィーバーしてました。チョコもちゃんと作ったよ。

15日 1月末に入稿した本のデータ不備連絡が来てひいひい言ってます。この日はほとんど書かなかった気がする。あと自分が妄言ヲタクであることにやっと気が付いてる。(今回の本、公式の一ミリの幻覚を引き延ばしたお話だったので……)

17日 やっと原稿のやばさに気が付いた。この時点で2万字くらいです。適当な見積もりで「100ページ越すんじゃ……?」って焦り始めてるけど君、結局110ページの本作るよ。

18日 近いイベント合わせで印刷所が埋まり始めており、焦って部数アンケートを出した。これはライフハックですが、部数アンケートに「応援してます」っていう「買わなくてもアンケート押して欲しい」というアピをすると案外押してくれます。元気になるからおすすめ。

19日 アンケート出しました! 通販で買う人が多くて、現地人が少ないことに少し落ち込みつつも買ってくれるという人がいて喜んでる。このときはアンケートに100頁未満って書きました。(懺悔)

20日 締切まであと一週間って気づいて焦り始めてる(原文ママ) 私は基本的に締切をデッドラインの一週間前くらいに設定してるので、この時点であと一週間の気分だった。地獄の始まりです。

21日 中間沼を抜けたらしい。筆が重いとか言ってる場合じゃない。

25日 前述の舞台円盤が始まり、前回の本の通販も始めた。この日の午前2時ごろに前回本のお礼SSを書き始めた。頼むから原稿してくれ。

26日 夜中の作業中、カーペットにお茶をぶちまけて泣きそうになりました。この辺から毎日深夜まで原稿するようになった。ニキビが増えました。睡眠は大切。

27日 パソコンにコーヒーぶちまけました。急いで処置したから何とか生きてるけど、英数キーが反応しなくなったときには本当にダメかと思いました。飲み物をキーボードに零した時はすぐに電源を落としてひっくり返して水を抜くんだよ……お姉さんとの約束だよ…………。確かこの日、深夜まで原稿祭りして1万2千字くらい書きました。実に全体の15%。計画的にやらないからこういうことになるんだ……。

3月1日 草稿が完成しました。8万1千字です。あと表紙に着手し始めました。

2日 表紙絵を完成させ、一週目の推敲をしました。8万字の推敲ってこんなつらいんだね……。草稿時点からかなり変えるつもりだったんだけど、全然変えられませんでした。誤字脱字表記チェックが関の山。

3日 きょ~おは楽しいひな祭り♪ 2回目の推敲を終わらせ、ページ数をやっと確定できたので入金ができました。あとは原稿だけ! その章の最後の一文が奇数ページで終わるとすごく綺麗に切り替えができることを学びました。余談ですが、一緒に作業をしてくれていた友人たちが脱稿してしまい(締切が1日前だった)孤独でした。

4日 3回目の推敲終わった!脱稿!!!!!!!!!!!!!!     ※深夜に表紙の画像サイズがPNG→PDF変換で変わる問題にぶち当たり半泣きで「もう左右に白が入ってもいい…終わらせるんだ……」なってたけど終わったことはおわったのでノー問題です。

完成形

本の画像

110ページのA5小説本の出来上がりです!やったね!!

10営業日で申し込んでいたため、本がついたのはイベント3日前の18日でした。ちょっと現実の方が忙しく、~12日くらいまでは同人から離れていましたが、本が来た時の嬉しさと言ったら……! という感じです!

ちなみに表紙は、画像を引き延ばしてもらう(?)ことで白が入るという難から逃れました。

ただ、紙と発光レイヤーが合わなかったのか、だいぶ入稿時と違う出来上がりになってしまいちょっとだけ心残り。紙はエスプリコートVエンボス アラレ・180kgを使わせて頂きました! 今度再版することがあれば、紙を変えてみよっかなぁと思います。

しかしまぁ、気になるところがあっても2月をささげた本の完成はそれはも~~~嬉しくて! 分厚本は一度作ると気が狂うしQOLも上がるしまた本を刷りたくなるのでおすすめです。みんなで楽しく同人しよう。

まとめ

Q.どうして8万字も書くことになったんですか?

A.プロットの時点で、場面数の確定ができていなかったから

これに尽きますね。確かに10場面なら3万字くらいになると思います。28も書いたらそりゃ8万字。

できるかどうかわからないけど、イベント合わせの原稿は、今後はちゃんとプロットを組む時点で場面数を確定させようと思います。それだけで見通しがつく。これが今回の反省点です。字書きのみなさん、イベント合わせの原稿をやる時は睡眠時間と場面数に気を付けてくださいね!

ここまで読んで頂きありがとうございます!この後イベント当日までにコピー本1冊(約1万字)と、無配コピー本(漫画5P、小説約2,500字)をかいて色々地獄をみたので、次はその話と当日の話を書き残したいなぁ、と思ってます!

ありがとうございました!

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