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愛着障害を抱えたわたしの話
こんにちは、ゆきのです。
noteを始めてから、自分を見つめ直すことが増えて、「わたしの生きづらさの原因って何だろう?」と考えていたときに、この言葉を知りました。
この記事は、わたしと同じように「なんとなく生きづらいな」と思っている方が、その”なんとなく”の理由を知るきっかけになったらいいな、そんな気持ちで書いています ˊ˗
大人の愛着障害って?
保護者からの愛情を自分が必要とする時に、必要とする形で受け取ることが出来なかったなど、絆が上手く育まれないまま大きくなってしまうと、対人関係などに問題を抱えやすくなると言われています。
絆が育まれなくなるパターンは多数あるようですが、わたしの場合は①妹と差別されていたこと、②自分の求めている愛情と与えてもらう愛情がズレていたことが大きな理由だったと思っています。
①は歳の離れた妹を両親が溺愛していたこと。
とくに母親からの愛情は、妹が独り占めしてると感じてました。たとえば、思い出すのはこんなことです 💭
勉強のこと…わたしには常に学年トップを求めていたけど、妹には何も求めなかったこと。
お金のこと…わたしには中学・高校の塾代や大学の学費も未来の借金としてつけられたけど、妹はすべて両親が支払ったこと。
将来のこと…わたしには両親が描いた未来を進ませようとしたけど、妹は自分の好きな未来が選べたこと。
振り返ってみると、子どもながらに無条件で差別されていることに気がついてたと思います。でも、当時は怒りよりも両親からの愛情が欲しくて、必死にいい子を演じていました。
・・・
②は所々で感じる両親の愛情が歪んでいたこと。
愛情を全く感じなかったわけではないけども、ありのままのわたしを本当に愛してたの?と疑問が残ります。
わたしは1人の意思をもった人間で、身代わり人形ではないんです。でも大人になって思い返すと、「自分の思い通りにさせたい」って場面が多かった気がします。両親なりの愛情はあったのかもしれないけど「愛情ってなんだ?」とモヤモヤしていました。
日常でのできごと
こんな風に幼少期を過ごしたわたしには、とくに「情緒面」で大人の愛着障害の特徴があります。
(大人の愛着障害では、ほかにも「対人関係」「アイデンティティの問題」などがあります)
日常ではどんなできごとが起きているのか、お話させてください𓂃 𓈒𓏸
「白か黒か」「0か100か」
相手の嫌な部分が見えたとき、どんなに仲良くしていた友だちや恋人でも、スッと一線を引くことがあります。「苦手なところもあるけど、良いところもある」というような、折り合いをつけた考え方が苦手です。
自分のモヤモヤを伝えず、相手が気づかないうちにフェードアウトすることも。自分の気持ちが落ち着けば、通常モードに戻って接することもあります。
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怒りのコントロールができない
相手が何気なく言ったことでも、過剰に反応してしまったり、怒り始めると気持ちの整理することができません。とくに「自分を否定された」と感じたとき、怒りや悲しみでいっぱいになり、上手く自分の気持ちを伝えることができずに「もういいや」となってしまいます。
もし相手が謝ったとしても、自分の中でのイライラが消えない限り「ただ謝ってるだけ」と、素直に相手の気持ちを受け取ることができないことも。
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過去に囚われる
自分が過去に嫌だなと感じたできごとを、思い出したり、考えたりしてしまうことがあります。突然、そのときの悲しみや怒りの感情に囚われてしまうので、なかなか抜け出すことができません。
また自分で何かを決断したとき、うまくいかないことがあると、自分の選択を後悔します。人生に関わるようなことから日常のささいなことまで「本当にこれでよかったの?」と悩んでしまい、「もし別の選択をしていたら…」とずっとモヤモヤを抱えています。
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わたしが幸せでいるために
現在でも克服はできていなくて、自分自身と格闘の日々。
でも毎日のなかで意識してみると、少しでも気持ちが楽になったなと思う方法をご紹介します𓂃◌𓈒𓐍
ぶつかってみる
わたしにとって、自分の気持ちを伝えること、相手の気持ちを知ることは勇気が必要でした。「もし自分の気持ちを否定されたら?」そこで自分の心を削られるくらいなら、自分の気持ちが収まるまで相手と一線を引く方がいいやと思っていたんです。
わたしの母は感情的で、そして世間体をとても気にする人でした。あきらかに相手が悪いことでも、こちらも謝ってその場を収めようとするし、「どうしてそんなことをしたか」のわたしの気持ちよりも、周りにどう見られるかが大事な人でした。
なので、わたしはいつの間にか「自分の気持ちを伝えたところでわかってもらえない」「他人と分かりあうことはできない」と諦めるクセがついていたと思います。
でも、色々な人と出会うなかで、相手の気持ちを決めつけて諦めてしまう前に、ぶつかってみないと分からないこともあると教えてもらいました。向き合わないといけないのは別の人なのに、わたしは気持ちを受け取ってもらえなかった過去と重ねて、相手と分かりあうことを避けていたんです。
そのことに気がついてからは、嫌だなと思うことがあったとき、まずは自分の気持ちを外に出すようにしています🌬️
もしそのせいで嫌われてしまっても、相手の気持ちに近づけたこと、自分の素直な気持ちを大切にできたことは間違いありません。相手を深く知ろうとしたり、伝えようとすることに意味があると思って心がけています。
伝えたいことを忘れない
怒り、悲しみなどマイナスの感情になったとき、その気持ちの先にある、わたしが「本当に伝えたかったこと」を話せるように意識しています𓂃𓈒𓏸
わたしは、どうしてもその瞬間のトゲトゲした感情に囚われて、気持ちだけをぶつけてしまったり、論破しようとしたり、「自分の正しさ」をアピールしていました。それすらも面倒に感じると「もういいや」って、伝えることを諦めていました。
きっと、幼い頃に身に付いた自己防衛のクセから抜け出せなかったんだと思います。わたしの場合、妹が正義の家庭で育ち、自分を認めてあげられるのは自分だけでした。なので、わたしにとっては、相手と分かりあうことよりも自分が間違っていないことを証明することが大切で、「どうやったら否定されないか」を常に考えていました。
でも、それだと結局お互いの気持ちのすり合わせはできなくて、同じことを繰り返してモヤモヤすることに。自分が感じた気持ちをストレートに伝えることも大切ですが、それ以上に大事なのは相手に自分を理解してもらうこと、お互いの価値観を分かりあうことだと思います。
なので、相手の気持ちを無視した自己満足にならないように、ぶつかる目的を忘れないようにしています ꙳⋆
大切にしたいことを知る
わたしは「〇〇と●●どっちがいい?」と聞かれたとき、どちらかを選択することが苦手でした。「好きな方でいいんだよ」と言われても、そもそも自分の好きなほうはどっちなんだろう?と迷ってしまうんです。
わたしが自分に関わる選択をすることが苦手なのは、自分が望んだものを肯定されることが少なかったこと、そもそも選ばせてもらう機会が少なかったことの経験からだと思います。
なので、まずは自分のスキ、キライを知るために、日常のなかで「わたしの心がときめくこと」を意識するようにしました🪄
そうすると、少しずつ「いま自分はどうしたい?」の気持ちを感じとれるようになります。
素直な気持ちに従った選択は、もちろん後悔することがゼロではありませんが、過去に囚われたままになることもありません。自分の大切にしたいこと、ワクワクする気持ちが迷子にならないようにしています🧚♂️
おわりに
この記事を書くためには、自分の過去と向き合う必要があり、なかには悲しい記憶もあって、完成までにたくさん時間がかかってしまいました。
わたしには、よく夢に出てくる人たちがいます。夢の内容はバラバラでも、いつもわたしはその人たちに怒っていて(寝言でよく叫んでいるそう…)、夢から覚めたときは怒りや悲しみでいっぱいになります。
その人たちに、わたしのトラウマを伝えたことはありません。なので、これまでの「生きづらさの原因」を学んでいくと、自分の過去に対するやり場のない感情に辛さを感じることもあります。
でも「大人の愛着障害」という言葉を知って、自分が苦しんでいる理由がわかったこと、無理に許さなくてもいいんだと思えたことは大きな一歩となりました。
現在でも思い出してモヤモヤしてしまう日もあるし、ご機嫌でいられない日もあります。でも、自分と向き合うことで気持ちをコントロールして、少しずつでも変わっていければと思っています𓍯
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。もし同じように悩んでいる方がいましたら、コメントお待ちしています 𖤐˒˒
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