第7回カバディチャレンジカップを観ました(2日目)

 こんにちは、雪乃です。今日は第7回カバディチャレンジカップ2日目の様子を、独断と偏見と趣味に基づいた感想文でお届けします。

 1日目の感想はこちらから。↓

観た試合①Vijeta静岡 vs WASEDA MONSTERS

 試合はWASEDA MONSTERSが静岡を大きく引き離す展開に。WASEDA MONSTERSの守備、あの臙脂色のユニフォームが一気に押し寄せてくるのはもはや怖いまであります。
 静岡のレイドは33番・勝俣選手が躍動。そして終盤、守備3人を相手に帰陣しローナを含めて5点を獲得したプレーはこの試合の中でも一際盛り上がりました。

観た試合②百足 vs 西雄鬼
 攻守共に力の化身のような西雄鬼は攻守ともに今日も盤石でブレない強さを発揮していました。そんな西雄鬼が百足にかなりの点差をつけていたものの、後半で百足が怒濤の猛追。最後は大接戦に。7番・阿部選手のローナ含めた4点で逆転したあのシーンはもう繰り返し観たいハイライト。泉選手が小峯選手の守備を前に生還したところも良かったし、もはやハイライトしかない!と思えるほどの試合でした。
 接戦となりどちらが勝ってもおかしくない試合でしたが、最終的に西雄鬼が勝利し、準決勝進出を決めました。
 

観た試合③新東京パイレーツ vs WASEDA MONSTERS
 優勝候補と目される新東京パイレーツと、言わずと知れた有名チームであるWASEDA MONSTERSによる準決勝。新東京パイレーツ、前回のチャレンジカップで優勝したオケアノスのメンバーが主体と言うだけあってとにかく強い。序盤は互いにレイドで点を取り合っていましたが次第に新東京パイレーツがWASEDA MONSTERSを引き離し、リードを保ったまま勝利。WASEDA MONSTERSの最後まで攻めるプレーもまっすぐで熱かったです。

観た試合④西雄鬼 vs トライデント
 東日本の合同チームと西日本の合同チームの対決です。両チーム共に注目チーム(西雄鬼は百足に、トライデントはジモディにそれぞれ勝利)を倒した上での一戦なので、今大会でも注目カード。
 序盤こそ静かに始まった試合ですが、小峯選手のレイドでの先制点を皮切りに西雄鬼が一歩リード。しかしトライデントも着実にレイドで点を取り返し同点のまま後半へ。
 後半では西雄鬼が3rdレイドであえて攻めず、コート内の人数を3人にした上でスーパータックルで2点を獲得するという点の取り方も見せ、改めてカバディという競技の引き出しの多さが見える見逃せない展開に。
 後半もなお小峯選手が圧倒的攻撃力で点を取る中トライデント6番・宮田選手もボーナス等で着実に点を重ね、最後は大接戦の末トライデントが勝利を掴みました。相手に流れを掴ませない緊張感に満ちた試合は最後までどちらが勝つのかわからず、とても面白かったです。

観た試合⑤YKC vs 摩耶
 こちらは女子の試合。今回初めて名前を見る摩耶は自由の森学園のOGチームだそう。(チーム名の由来はブッダの母親のマーヤーでしょうか。)
 摩耶はコイワイ613時代からアンティの強さが印象的だった塩野選手、MVP経験もある赤津選手はレイドでも安定感があります。山崎選手のリーチの長さを生かしたレイドなどもあり、前半は接戦になりつつもYKCがやや点差をつけた状態で後半戦へ突入しました。
 ボーナスを着実に取る赤津選手や、塩野選手がレイドで3点を取るなど、それぞれの選手がまとまりはありつつも個性豊かな活躍を見せた摩耶。対するYKCは、1番・安楽城選手の鮮やかな追撃に2番・引地選手の正確なアンクルキャッチなど、綺麗とすら感じさせる巧さが光りました。
 接戦になりつつも最後はYKCが点差をつけ勝利。最後まで引き決まれる試合で、生で見ることができて良かったです。

観た試合⑥新東京パイレーツ vs トライデント
 男子決勝戦です。前半から無類の強さを見せる新東京パイレーツはコート内の人数が安定して多く、群れの守備で魅せます。伊藤選手の試合序盤で見せた対するトライデントはコート内の人数が少人数になる局面も多かったからこそ、個の守備、個の強さが印象的でした。少人数守備だけではなく、後半で人数を立て直した後の連携も綺麗。
 そして新東京パイレーツの守備は怖かったですね……。見ているだけなのに天地がひっくり返ったかと思いました。何回か呼吸が裏返った気がします。
 80番・今井選手のダイナミックな攻撃やキックが綺麗だった5番・佐藤選手などレイドもとにかく決まり、圧倒的な強さを示した新東京パイレーツ。トライデントもラストレイドまでとにかく攻めきる姿に目が離せなくなりました。 

 優勝したのは新東京パイレーツ。おめでとうございます。

 今回のチャレンジカップは地方チームの躍進が目立つ大会となりました。特に、チーム名に違わず西日本の雄として鬼のような強さを見せた西雄鬼。カバディ歴1ヶ月の選手が活躍を見せた鴨ディ、そしてVijeta静岡と見応えのある試合が多かったです。
 また新体制でも変わらないチーム力と勝負強さを示したジモディは部活ならではの技術の承継を目の当たりにしたようで感動。初の公式戦となったジャガーノートカバディクラブはできたばかりのチームとは思えない完成度を見せ、新しい可能性がのびのびと活躍する2日間でした。

 次の公式戦は東日本大会。ベテラン選手も加わっての大会となるので、チャレンジカップとはまた違った面白さを味わうことができそうで楽しみです。

 改めて、2日間楽しかったです。大会運営に関わってくださった方、そして選手の方々、ありがとうございました。来て良かったです。

 本日もお付き合いいただきありがとうございました。

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