千銃士の復活で情緒がめちゃくちゃになった話
こんにちは、雪乃です。先に言っておきます。今日は私がひたすら感情のままに書き殴っているだけです。リア友に長文LINEを送りつけるのもなんだか申し訳なくて、ただ吐き出したかっただけなので。それでもいい方はどうぞ。
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「千銃士」というソーシャルゲームをご存知でしょうか。第三次世界大戦後の世界を舞台に、銃を擬人化したキャラクター「貴銃士」と共に「世界帝」と呼ばれる独裁者に立ち向かうゲームです。テレビアニメも放送され、コミカライズなどメディアミックスが展開されました。
しかし、そんな「千銃士」は2019年の6月にサービスが終了することが発表されます。その日、私は夜の3時まで泣きました。
そして迎えたサ終当日。授業が終わって千銃士の公式ツイッターを覗いた私の目に飛び込んできたのは、続編制作を思わせる新しい動画。
その後も発表される未実装キャラクターのキャラクターソング発売にライブの開催。まだまだ千銃士は終わらない。跳び上がるほどの嬉しさでした。
そしてとうとう、新作ゲームが発表されました。また皆に会えると思うと、とても嬉しかったです。前作のラストで、世界帝を倒した後に人間の姿から銃に戻ってしまった彼らにまた会える。私はひたすらに続報を待ちました。
新作の設定は前作から7年後。独裁者「世界帝」を倒し、各国が主権を取り戻した世界。主人公は、世界帝を倒すために闘っていたレジスタンスの一員から、士官学校の生徒に変わっていました。
いや、ここまでは良かったんですよ。前作の主人公はかなり頑張ったので休んでほしいと思ってましたし。ここまでは普通に受け入れていました。いや割とつらかったけど。主人公が変わってもプレイヤー(私)は同じなので切り替えは難しい面はありましたけど。
設定も少しずつ明らかになり、とうとうキャラクターが公開され始めます。ちなみに千銃士は銃がテーマなので、工場で大量生産された「量産銃」がありました。つまり、同じ型の銃でも違う個体であれば、貴銃士になったときに人格の違う子が現れるのです。この設定は私も把握していました。アニメを含め前作の段階から「ニ挺目」が登場する子もいたので……。
そろそろ本題に入ります。前作での私の最推しはローレンツくんでした。オーストリア初の国産ライフル。気弱だけど頑張り屋さんでまっすぐな天使のような子。それが「千銃士」時代のローレンツくんでした。
とりあえず下にリンク貼っときます。「ドイツ統一戦争」のグループにいる眼鏡の子、彼がローレンツくんです。
で、昨日新作の方に登場するキャラクターのビジュアル公開があったんです。そこにいたのは、ローレンツくんと思しきキャラクター。衣装もほぼ共通、でも明らかに違う。もしかしたらローレンツライフルの後に出た後継的な子かも、と思いつつ迎えた今日のプロフィール公開。
え……誰……?
昨日まではまだギリギリ耐えられました。ビジュアルだけなら弟かもしれないって思ってたんで。でも公式で名前とキャストが発表されちゃったらもうローレンツくん確定じゃないですか。
ローレンツライフルって、工場によって性能に大きくバラつきがあるのが史実としてあるんですよね。ウィキペディア情報ですけど、品質の悪いものだと「使うのすら恐ろしい」と言われたほどだそうで。その一方でちゃんと品質の良いローレンツライフルも存在する。もう史実がヤバイ。
つまり、前作のローレンツは民営の工場で生産された性能の悪い方のローレンツライフル。新作のローレンツは官営の工場で生産された性能の良い方のローレンツということなんですね、きっと。
元になった銃も名前も声も同じ。でもあの頃のローレンツくんじゃない。公式がわざわざ「同じ銃でも個体が違えば人格も違う」って明言してた時点で覚悟しておくべきだったんですけど、それでもやっぱりもうあの頃のローレンツくんには会えないと思うと辛くて。
あの可愛いローレンツくんはどこ。イベントでアリスモチーフの衣装着て、別のイベントでは目をウルウルさせてた可愛い可愛いローレンツくんはどこ。本当に可愛かったからこそ前作終盤のイベントでカッコいい表情を見せてくれたときは泣いたんですよ。
それ以上に辛いのが、新しいローレンツくんもキャラクターとしては顔含めすごく好みだということ。これが全く知らないジャンルの全く知らないキャラクターなら、私は間違いなく推していました。でも彼はローレンツなんですよ、どう足掻いても。彼がローレンツくんである限り、前作のローレンツくんの影を見てしまうんです。
スプリングフィールドが改造されたスプリングフィールドとして登場したときに「スフィー推しの人大丈夫かな(´・ω・`)」とか他人事のように思ってたらこのザマですよ。
ちなみに新ローレンツくんが自己紹介で「俺のモルモット」って言ったばっかりにツイッターで「モルモット」がトレンド入りしたようです。その結果、実際にモルモットを飼ってる方が「何でかわからないけどトレンド入りしてるからうちのモルモットあげとくね」とモルモットの写真を上げるという流れになっていました。これはさすがに笑う。いやそれどころではないんですけど。
新作はもちろんやるつもりでいましたし、それは今でも変わりません。でも前作の記憶を全部消去しないと新作を楽しめないんじゃないかと思ってしまうんです。主人公が違うなら、いっそ私も別の人間になってプレイしたい。
ローレンツライフルの「工場によって性能が違う」という史実は把握していたから、解釈違いかと言われるとそういうわけでもない。ただ「ああ、もうあのローレンツくんには会えないんだな」と思うと、心に穴が開いたような気持になります。なんて面倒なオタクなんですかね。実際に新作のメインストーリーで彼が登場して「やぁ。俺はローレンツ」なんて言われたら、私は人間の形を保てるかわかりません。千銃士の世界戦における銃の個体差を舐めてました。タイトルに「情緒がめちゃくちゃになった」と書きましたがこういうことです。昨日から泣いてすらいないんですよ、情緒がめちゃくちゃだから。
まだ感情の整理ができないので、とりあえずオフライン版でストーリーを読み返そうと思います。新作を始めた私が灰になってたら、どうかローレンツくんのキャラクターソング「青きドナウのリフレイン」になぞらえてドナウ川に撒いてください。
ここまで読んで頂いた方、乱文失礼しました。本日もお付き合いいただきありがとうございました。