第33回全日本カバディ選手権大会を観ました(2日目)
こんにちは、雪乃です。今日は第33回全日本カバディ選手権大会の2日目。というわけで、昨日に引き続き、配信で観た試合の感想です。
昨日の感想はこちらから。↓
観た試合①Buddha vs 帝京リアライズ
2日目の第一試合は絶対王者Buddhaと帝京リアライズの対戦です。前半の折り返し地点を過ぎたあたりから徐々に点差がつき始め、19対10とBuddhaがリードした状態で前半を終え、リードを維持したまま試合終了まで持ち込み勝利しました。
Buddhaはとにかくチャンスを取りこぼさない王者らしいプレー。日本代表主将としてアジア大会へ出場したことも記憶に新しい河野選手は攻撃でローナを複数取りさすがの風格でした。
観た試合②Babylon Breakers vs WASEDA MONSTERS
今大会のBabylon Breakersは強い。一度Buddhaを破ったチームは伊達じゃない!と思わせてくれる圧巻のプレーです。失点してもすぐに修正する対応力の高さや堅牢な守備を見せました。
対するWASEDA MONSTERS。前半から点差がつき苦しい展開もあったと思いますが、後半は少人数の守備で粘り強さを発揮しました。
Babylon Breakersの攻撃では昨日から阿部哲朗選手や根來選手、寺内選手に加え、山地選手は最後までもがき続けて帰るというカバディらしいプレーも試合に奥行きを与えていました。
観た試合③AKS vs JimO'b
JimO'bは自由の森学園のOBチームです。ロースコアで進んでいく試合でした。
AKSは今日もニシャンタ選手の守備が炸裂していました。海外の試合動画で見るような正確無比なアンクルキャッチが印象的な選手です。AKSの鈴木選手は攻撃に出ながら守備でも活躍。対するJimo'bは真仁田選手が攻撃で活躍を見せました。
観た試合④百足 vs SE"GOD"ON
百足がSE"GOD"ONを引き離そうとしたところで東別府選手が俊敏なレイドで追い上げ徐々に点差を詰めていきます。後半に攻撃でローナを取ったSE"GOD"ON側が同点に追いつきました。後半は両チーム共に守備での獲り合い!ハイレベルな守備合戦を制したのは百足でした。
観た試合⑤Buddha vs Babylon Breakers
序盤はBabylon Breakersが流れを掴んだように見えましたが、ローナ手前で王者の意地を見せ河野選手が粘り切りました。河野選手は守備でも活躍し、Babylon Breakersは河野選手をなかなか追い出しきれない状況に。Buddhaの隙の無い守備や、ローナ2点を含め6点を獲得した下川選手の諦めない攻撃が光りました。
Buddhaに引き離されていたBabylon Breakersですが、後半の終盤からはスコアボードが追いつかない勢いで猛追を仕掛けます。最後までBuddhaに挑み続けましたが、最後は3点差でBuddhaが勝利し決勝進出を決めました。
観た試合⑥AKS vs 百足
百足の阿部克海選手が開始早々に攻撃を決め先制。しかしこの試合、前半はAKSの鈴木選手が絶好調。最後までもがき続けて掴んだ5点が差をつけます。
後半は阿部克海選手のキレのあるキックで幕を開けました。百足がAKSに追いついてからはほとんど差がつかず進んでいく展開に。最後までどちらが勝かわからない試合でしたが、ラスト数秒というところで百足の浦山選手が攻撃で得点し百足が勝利しました。
観た試合⑦女子日本代表 vs HKKSU
こちらは香港のチームと女子日本代表チームとのエキシビジョンマッチです。前半で作った差を維持したまま後半まで持ち込み勝利した日本。日本代表選手ということもあり洗練されたプレーの数々を見ることができました。HKKSUははイウ・ワイ・イェン選手のお手本のようなアンクルキャッチが昨日から引き続き決まっていました。
観た試合⑧Buddha vs 百足
いよいよ男子決勝、勝ち上がったのはBuddhaと百足。奇しくも両チーム共にユニフォームが黒になりました。
百足をBuddhaが追いかけ、財前選手が3点を取ったことで同点に追いつきます。しかし百足の絶対的エース・阿部克海選手が4得点を獲得。ここから百足が支配する流れになりました。その後百足の勢いは止まらずBuddha相手にローナを取りまくり、なんと最後は19点差でBuddhaに勝利。歴史的瞬間を日本のカバディ史に刻んだのではと思います。実況席の盛り上がりやカメラに写る観客の様子はまさしく歴史を変えた瞬間を象徴していたのではと思います。
まさか「黒い絶望」の異名を持つBuddhaがここまで大きく引き離されるとは思わず、予想を大きく裏切られる試合でした。いや~~~~~面白かったです!!!!優勝おめでとうございます!!!!!
昨日の感想でも言及したのですが、私は昨年6月のチャレンジカップの決勝で観た阿部克海選手の5得点が忘れられなくて。最後まで諦めないあの姿勢が最高に輝いていたあの瞬間が結実したような全日本の決勝を観ることができて感無量です。
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2日間で合計18試合観たのですが、今回チーム問わず印象に残ったのが、もがくレイドの多さ。最後まで諦めずにもがき続けて手を伸ばした結果得点に繋がる──そんなシーンが多かったように思います。
次回は会場で観戦できるようコンディションを整えていきたいと思います。改めて2日間ありがとうございました、そしてお疲れ様でした。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。