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日本の獅子舞はほぼ見たことがないのに中国の獅子舞はよく見る

日本の獅子舞といえば、恐ろし気な顔をした獅子の頭をかぶり、唐草模様の布をかぶって舞い踊るイメージ。一人のときもあれば二人で舞うこともあるのかな~というほどあやふやな記憶しかない。

というのも、日本の獅子舞を最後にいつみたか覚えてないくらい見たことがない。NHKの伝統芸能のドキュメンタリー番組で見たのが最後かも。ということはもしかしてリアルで見たことがないのかもしれない・・・

なのに、中国の獅子舞はよく出くわす。なんやかんやとお祭りがあるところに獅子舞あり!てな感じで、イベントをやっていればもれなく獅子舞がついてくるので、
「ああ、またやってますな。獅子舞」

という感じで気軽に見ることができる。
日本でも気軽に獅子舞が見られればいいのに・・・と思うが、ここでも人手不足なんだろうか。きっと継承者も少なくなり、また日本ではそんなにめったに厄払いしたらご利益がなくなるとかで獅子舞は踊りませんよという風習なのか、残念極まりない。

調べてみると女性獅子の活躍もあちこちで見られるようなので、機会があれば獅子舞にチャレンジしたい。

大阪春節祭の大阪中華学校学生による獅子舞

ということで、大阪春節祭ではてんしばのイベント、さらに大阪中華学校と2か所で見ることができた。

大阪中華学校は生徒による獅子舞なので、なんちゃって獅子舞かなと思いきや、なんとなんとかなり本格的。


日本のごつい獅子舞と違ってカラフルでかわいい。ちなみに大きなくりくりお目めはまばたきできる。これが超かわいいのだ。


いちゃいちゃしたりして、かわいいのなんの。やはり学生の獅子舞はほのぼのしているな・・・と思いきやの


伸びた。びっくりしてピンク尻もち。前の人と後ろの人の息ぴったりで、ストンと座り込む。黄色も一瞬で伸びきって、相当練習したんだなと思うほどのクオリティーの高さ。


終わったあとは、このかわいらしい口にお布施?が差し込まれていた。生徒へのご褒美か。

獅子舞は人の頭を噛むことでその人の邪気を食べるといった言い伝えがあり、舞台から降りて来て、頭をパクパク噛んでくれる。
いっちょ、わたしも邪気を食べてもらおうと頭を差し出そうとするも、ここは学校。自分や同級生の家族、はたまた弟や妹などちびっこメインでがぶがぶかんでいた。

まあ、これは仕方あるまい。

中国で、獅子舞のプロというのか大人の獅子舞をみたとき、もっとアクロバティックなことも見せてくれたから、エンターテイメントとしても浸透しているのだと思う。

日本人なのに中国の獅子舞には詳しいのに、日本の獅子舞は見る機会もないし、なぜあの唐草模様の布なのかもわからない。

来年の春節祭では、日本×中国の獅子舞の乱舞なんてどうだろう。日本・台湾獅子舞連合を組んだら邪気もはるかかなたにすっ飛ぶのではなんて考えてしまった。そんなわけないが。


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